ポットスチル(蒸留釜、銅製)は、ストレートヘッドで加熱コイルを使用(コイルの中に蒸気を通す)。初溜釜からのスピリッツは、最初の35分までは不純物が多く使用出来ない。アルコール分20~25%を再溜釜に入れる。スピリッツ・セーフでアルコール分75~61%を取り出す。そしてニュースピリッツに成る。
雑 学 銅製のポット・スチルは16世紀オランダ人によって作られたようである。最初は加工がしやすく熱伝導も良いので使用したのだろう。また結果的にスピリッツと銅が化学反応をおこし、硫黄化合物を取り除いてくれる。
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追 伸 ポット・スチルの釜を熱するのに、スチーム、直火とがある。スコットランドでは、ほとんどがスチームである。直火は、ポット・スチルの釜底が痛みやすい。だがズピリッツに、隠れたトーストフレーバーが付き熟成により深みのある味に成るだろう。また釜底には銅製のチェーンが回っている。底が焦げないためである。 昨年、サントりー山崎蒸留所でも回収時に二基直火タイプを増やしている。
計三基になる。
メッセージ有難う御座います。 ボウモア4/8.内容については、機会があれば一度語り合いたいですね。
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