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丸浜グレープフルーツのソル・クバーノ

本日より、丸浜グレープフルーツのソル・クバーノをご提供いたします。(^^)

まず、丸浜グレープフルーツについて。
丸浜は浜松市浜北区にある生産者組合で、片山みかんをはじめとする様々な柑橘やブルーベリーなどを生産しています。

昨年、この丸浜地区でグレープフルーツの栽培を手掛けているという情報を聞き、今年2月に組合の担当者さんと生産者さんにお会いし、お話を伺ってきました。

丸浜地区では2006年よりグレープフルーツの栽培を始め今年で9年目。この春で6年目の収穫期を迎えました。
初年度100kg程度だった収穫量も今年は10tを越え、組合としての生産では全国に先駆けてブランド化を進めています。
品種はスタールビー。真っ赤な果肉が特徴です。

そこで、地元の浜松で栽培された希少な国産グレープフルーツのカクテルを作りたい!となったわけです。

さて、グレープフルーツのカクテルといえば、ソルティ・ドッグ。
最もグレープフルーツの味を生かした、"今、作るべきカクテル"といえるでしょう。
私も試食をするまでは、そう考えていました。
しかし、思っていたものとちょっと違ったのです。
酸味が少しだけ強かったのです。

そこで色々と考えているうちに、あることを思い出しました。
子供のころに食べたグレープフルーツ。
みなさんはどうやって食べていましたか?
1971年にグレープフルーツの輸入が自由化され、一般家庭の食卓に少しずつ上るようになりました。当時のグレープフルーツは今ほど糖酸比(糖度と酸度の比率)が高くなかったため、半分に切ってお砂糖をかけてスプーンですくって食べていたと思います。

ひらめきました!

三ノ宮に行こう!(^^)

神戸三ノ宮にはソル・クバーノというカクテルで有名な、サヴォイというバーがあります。
このソル・クバーノ(キューバの太陽)というカクテルは、マスターの木村義久さんが1980年に第1回トロピカルカクテルコンテストで1位を受賞したラムとグレープフルーツを使ったカクテルです。

1980年という時代を考えれば、少し酸味のあるグレープフルーツを使っていたのではないか…。

時代背景を思い浮かべながら、サヴォイにてオリジナルのソル・クバーノをいただいてきたのでした。

ということで、同じグラスまで探し当て、完コピしたソル・クバーノ+丸浜グレープフルーツの完成です!\(^o^)/

グレープフルーツの出荷が3週間程度しか無いため、売切れ次第終了させていただきます。

それから誤解があってはいけないので書いておきますが、丸浜のグレープフルーツはお砂糖が必要なほど酸っぱいわけではありません。
糖度は約10度あります。清涼感のある酸味と爽やかなほろ苦さ、スタールビー特有の鮮やかな濃いピンク色が特徴の、とてもおいしいグレープフルーツです。国産ですからポストハーベストも心配いりません。ご希望の方にはカットいたしますので、ぜひそのまま味わってみてください。

写真は左がオリジナルのソル・クバーノ。
右がソル・クバーノ+丸浜グレープフルーツ。

#今月のカクテル

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