MENU

バーテンダーの憂鬱

 私の川柳集の中に、「バーテンの 聞くもの二つ 酒と愚痴」というのがある。

   お客様の愚痴を聞くのは、仕事である。そのために高いウイスキーを飲みにみえるのだ。こんなもんは、右の耳で聞いて、奈良漬と化した脳に記憶されることなく、左の耳からお客様に見えないように捨てれば終わる。

 「知らいでか その話なら 三回目」   (アレッ覚えてる)

  お客様と話をするのは楽しい。お客様にも楽しんでお帰り頂ければ、もっと嬉しい。日々その繰り返しである。たまに日曜大工をする必要がある。看板の作成とか、椅子の修理とか。これもやってみると面白い。最近は、このブログを書くのも日課となった。今日のテーマを何にするか考え、文章を作るのも嬉々としてやっている。

 自分は何のために働いているのか?

 この疑問は、月末に必ず出てくる。支払いを済ましたあとの財布が投げかけてくる。

 今月も 大家と酒屋は えびす顔

 ビンの数は増えたような気がする。

 

#川柳

この記事を書いた人