MENU

釣りたければ魚に成り切れ!

 ゴールデンウイークも前半戦が終了。今日・明日は仕事の人も多い様子。少しはお客様が来るのだろうか?

 昨日見えた数少ないお客様が、最近になって魚釣りを始めたとおっしゃる。でも、ほとんど釣れないとの事。波止のセイゴ・ハネ(スズキの幼魚)を狙っていらっしゃるようである。大阪近郊では、ちょうど今がシーズン真っ只中。

 基本的には「シラサの撒き釣り」で、シラサは上から撒いて魚を浮かせて釣るのが一般的である。浮きは固定の仕掛けでも遊動でもいいのだが、スルスルという方法もある。
 スルスルとはどんぐり浮きを使って、潮に流していくのだが、浮き止めを着けないので、ほっとくと重りはどんどん深く沈んで行くという釣り方である。これだと、浮きに撒き餌をかぶせて打って自然と針のところに撒き餌がきくという利点と、棚を探れるという利点がある。ただし根掛かりすることもあるので、注意は必要。

 撒き餌をする釣りは、釣果の半分以上が撒き餌の仕方で決まるといってよい。潮の速さや方向によって、何処に自分の撒き餌が利くかを考えて、そこに仕掛けを流し込むという技術がいる。
 時間帯や天気によっても、撒き餌の仕方を変える場合が多い。

 ハネになってみよう。
 上からどんどん美味しそうなエビが落ちてくる。
 回りには腹をすかした仲間もいる。
 そいつらより早く、しかもたくさんある場所で食べたいと思うのは当たり前なのだ。
 そのど真ん中に、他と違った動きをするやつがいると、まずはそいつから食べようとする。針が付いている事は知らないのだ。
 最初は自分が今泳いでいる深さにエビを発見して食べる。
 それが上から落ちてくると、自然界では考えにくい状況なのだが、そこまで知恵が回らず、だんだん上に泳いで早くエビにありつこうとする。
 
 回りの状況を見て、釣れだしたら少しずつ棚を浅くしていくのもテクニックの一つである。
 
 こんなことを昨日は延々2時間もレクチャーしていた。
 このスルスル釣りをお客さんに教えてあげたところ、夕方電話が。やっと釣れたとのこと。
 好かった。

 うちの店にお客様を呼び込むテクニックを磨かなきゃ・・・
 誰も釣れそうにない。このままだとボウズになってしまう(汗)

#釣り

この記事を書いた人

前の記事
次の記事