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フライタイイング

 昨日久しぶりに、フライを巻いた。

 分からない人の為に、フライとは直訳すると蝿になるのだが、毛鉤のことである。そのフライを作ることをフライタイングと言い、釣り人は「フライを巻く」という表現を使う。実際には、小さな針に数種類から数十種類もの、毛や化繊を巻きつけて作り上げるのだ。
 毛鉤にも、何種類もあるのだが、基本的には鱒科の魚を釣るために使う、昆虫や魚に似せた擬似餌のこと。このフライを使って渓流釣りをするのだ。私は変態的部分もあって、ブラックバス用やスズキ用やタチウオ用のフライを巻いたりもする。
 「リバーランズ・スルー・イット」という映画の中で、フライフィッシングのシーンが出てくる。あんなにロングキャスト(遠くまで投げる)必要は日本の河川では考えられないのだが、見事に映像として残した点は素晴らしいと思う。

 単に暇だったから、フライタイングを楽しんだのだが、なんと不思議なことに、昨日の夜に釣友から連絡があり、ゴールデンウイーク中は子供と奥方へのサービスデーに終ってしまい釣りに行けなかったので、近いうちに有給を取って私を誘ってくれるという。

 思わず、ラインシステムの確認や、ランディングネットの確認までした。
 ウキウキワクワク状態。
 フライロッドを握るのは、4年ぶりではなかろうか。

 この時期は、基本的にメイフライ(カゲロウ)のパターンでいけるはず。と確信して、#18〜#12ま(#の数字の大きい方が針は小さい)でのあらゆるパターンを作成。経験上、5月と6月はこのパターンで釣れることが多いとは知っている。実際に川面を飛んでいるのも、彼らが大半をしめる。
 万能のエルクヘアーカディス(カモシカの毛をメインに使ったトビゲラに似せたもの)は#16〜#12まで。
 
 ミッジとストーンフライ(イシゲラ)の在庫を確認。足らないカラーとサイズは追加した。
 もう一つ忘れてならないのが、アーント(蟻)タイプのフローティングタイプ(浮くタイプ)とシンキングタイプ(沈むタイプ)。これらは、夏のテレストリアルの時期に限らず携帯したい。ちょっと、山が崩れて蟻の巣が川に流れ込むと、魚たちは見向きもせずにアーントしか食べないことがあるからだ。

 後、絶対に忘れてならないのが、ピューターに詰めて持っていくモルト。
 クライヌリッシュにするか、ダフタウンにするか検討中。
 やはり、フライフィシングのメッカのスペイ川を思い起こして、アマゴにご対面と行きたいものだ。

 

#釣り

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