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自転車

 CNNは24時間ニュースを流し続けているので、世界の情報に取り残されないようにたまには見るようにしている。
 特に興味のある話題でない限りは単に眺めているだけなのだが、つい最近ブエルタ・ア・エスパーニャというヨーロッパの自転車レースの表彰式の映像が映っていた。その時、観客が携帯電話で表彰台を撮している姿も放送されており、成田空港にヨン様が到着した時のおばちゃん達の映像とかぶっって、一人で笑ってしまった。
 
 ツールドフランスは聞いたことがあるが、他にも自転車レースがあることは知らなかった。自転車にプロがあるのは、競輪だけかと思っていた。3週間にも渡って毎日200?以上も平均時速60?で自転車をこぎ続けるなんて、時には一日に高低差3000mものアップダウンを繰り返すなんて人間業ではない。またチームごとに作戦を立て、エースを勝たせるためにみんなでサポートするスポーツだということも初めて知った。

 自転車は、買い物と飲みに行くための足という程度の認識しかなかった。十三(店)から箕面(ミルコート)まで行きは55分、帰りは45分というのが私の最高速であり、最長距離である。佐藤酒店までだと25分ぐらいで行き来でき、酒は15本までは運べる。財布の事情により、そこまで買い込むことはほとんど無いが・・・。昭和町の某有名バーまで自転車で飲みに行ったら、一階の寿司屋の若旦那からも、二階のマスターからも変な顔で見られた覚えがある。

 ツールド×××などというのに出るような自転車ではないが、「サビに強いステンレス」という笑えるシールが貼ってある、中国製の6段変速付きオバチャリが私の足である。開店以来、毎年1台づつ盗まれ続けたのだが、この自転車は一度盗まれたものの自力で発見して取り戻したいわく付きで、2年以上働いてくれている。
 ツールド大阪で満足しておこう。

#徒然なるままに

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