プロと名の付く遊びの数だけ、解説者という職業も存在する。
野球でも、サッカーでも、アメフトでも、バスケットボールでも、将棋でも、チェスでも、碁でも。
解説者というのは、プレーヤーよりは御気楽な存在で、間違えたところでお咎めはない。
野球などは、見ているだけでファインプレーかチョンボかぐらいは分かる。
サッカーも、なんとなく凄いプレーだけは気が付く。
スポーツは、自分が出来ないと分かっていても、目立つところは分かる。いぶし銀のプレーについて解説をして欲しいのだが、どうもそこまで気の利いた解説者に出会わない。
碁や将棋は、自信ありげに「間違いなくこの一手しかありません。」などと大盤で解説するのだが、その手は私でもそれしかないと思う。
次や、その後の展開が聞きたいのだ。あるいは間違った場合の展開について解説して欲しいのだ。
でも、解説者の説明が分かるようになったら大したもので、私などは解説に解説を付けて貰わないと分からない。
今日も分からない解説付きの囲碁を見ていた。
そこで、一つ気付いたことがある。解説が上品である。「この石が締め付けられます。」という言葉を使っていた。
我が家の碁会所では「締め上げる」と言われる。
これが十三と全国区の違いかも?
美味い酒には解説はいらないのがいいよね。
#徒然なるままに