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演歌

 聞くことはほとんど無いが、聞こえてくることはある。
 どれを聞いても確かにそれらしい歌詞ではある。JPOPとかの何語か分からんのよりはずっとましである。
 育った時代がフォーク全盛期で、拓郎・かぐや姫なんかの曲が流れていると懐かしさを感じる。

 梅田コマ劇場の前が、派手なオバチャンで埋め尽くされ、その横を通ったら百貨店の1階に飛び込んだかと思うぐらいパフューミーであった。香水というのは単品なら香りと言えるが、ごちゃ混ぜになると悪臭としか言いようがないのだ。
 その悪臭集団からモテモテだった男は、氷川きよし。
 あんたも大変ね!

 氷川きよしが好きなのか彼の歌が好きなのかは分からないが、二三人がひとかたまりになってガーガーしゃべっている。
 「こないだなんか、彼と目が合ったのよね。ドキュンとしちゃった。」と言うのが聞こえたので、どのオバチャンかチェック。
 どう見ても、あんたの思い過ごしでしょう(笑)。私はあわてて目を反らした(苦)。

 閑古鳥の群れにキャーキャー言われるよりは、まだましかも。

#徒然なるままに

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