ちょいと、裏通りの坂道/【 あぶみざか 】
短い坂だが、この坂も以前に投稿いたしました、
本郷台地から菊坂の狭い谷に向かって下り、
先端が右にゆるく曲がっている坂。
名前の由来は「 鐙の制作者の子孫が住んでいたことから 」【 江戸志 】とか。
その形が「 鐙に似ている 」ということから、
名付けられた【 改撰江戸志 】に記されている。
この坂の上の西側一帯は、上州高崎藩主/大河内家松平右京亮
( おおこうちけ/まつだいらうきょうのすけ )の中屋敷で、
その跡地は右京山と呼ばれたそうだ。
なんでも、坂に名前をとはと思うが、やはら歴史が物語るか?
過去があるから現代があるか? 変な納得… (^_^;)
買い物散歩中、鐙坂から奥に入った所に、古いアパートがあった。
以前火災があり、どうしたかなと思っていたら、駐車場になっていました。
ちょいとまの間に、すぐ変化するものだ… 東京は…
追伸
鐙( あぶみ )とは、馬具で足場/足掛けのことで、
上州高崎藩とは【 上野( こうずけ )/現・群馬県 】です。
写真下左手に、【 菊水湯 】という銭湯があります。
残り少ない、昭和の風情か? m(__)m
#30.3車窓≪各駅停車≫