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本郷散歩… その.4

今日の東京は初夏!…コンビニなど店舗には冷房が入っています。
近場ですが、本郷散歩です。

今は階段となっていますが、以前は…
たった53段の階段坂だが、かなり傾斜がある。
本来だと、下からの写真にするのだろうが?
上からのが、風景的にいい感じだったので…
階段に、坂名が付いているのも、珍しいかも?
以前、TVで全力坂だったか、港区50坂に挑戦で、
愛宕神社の参拝本道階段が出ましたが、
あれにも坂名が付いているのかな?…あれはかなりと、キツイ!
本郷の階段坂名は【 炭団坂/たどんざか 】
何とも下町風な名前である。
菊坂といい… (^_^;)
この坂は、本郷台地から菊坂の谷へ下がる急な坂である。
名前の由来は、
「 ここは炭団などを商売にする物が多かった 」
とか
「 切り立った急な坂で転び落ちた者がいた 」
ということからつけられたと、言われている。
台地の北側の斜面を下る坂のため、じめじめしていたそうだ。
現在の階段や手摺りがないころ、特に雨上がりには炭団( たどん )のように、
転び落ち、泥だらけになってしまったのだろう。
この坂を上りつめた右側の崖の上に、【 坪内逍遙/つぼうちしょうよう 】が、
明治17年/1884 から明治20年/1887 まで住み、
「 小説神髄 」や「 当世書生気質 」を発表したそうだ。
文豪ゆかりの地、文京区ならではの話しである。

#30.3車窓≪各駅停車≫

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