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伽羅とは…チョイと? 触りだけですが…さんまる. さん\m(__)m

香文化とは、仏教伝来までに遡り、1.400年の歴史があるそうです。

現代の我々にとって、最も身近な香は「 線香 」と思われるが、
現れたのは安土桃山~江戸時代。

香の楽しみ方の一つに「 聞香 / もんこう 」という物があり、
室町時代の東山文化にて確立。
その香の原料に、香木で、沈香という物がある。

@.聞香 / もんこう とは …

おこした炭を灰に埋め、その上に小さく割った香木をのせて、
香木の繊細な香りを鑑賞する方法。

@.香の原料 …

沈香の他に、白檀( びゃくだん )など10種類はあるが、
ここでの説明は、省かさせていただきます\m(__)m

@.香道の他に、茶道 / 華道の三道も、
室町時代の東山文化にて確立された。

香の原料沈香とは、沈香という木があるわけではなく、
ジンチョウゲ科の木の樹液が、自然の諸条件が重なりあい、
自然界の偶然によって、奇跡的に樹脂化された物で、また水に沈む物。

長い年月を経たのち、その倒木や立木の樹内に、
樹脂が香木化された部分を、発見する以外にない。
東南アジアの特定地域、それも密林の奥深くで自生し、日本にはない。

古来、沈香は貴重品であるが、その最高級品を「 伽羅 」という。
現代科学でも、伽羅の香りは、未だ合成はできない。

沈香を1.000本発見したとする。
伽羅は、そのうち10本、いや、数本に会えるかどうかだそうだ。
また、同じ形をした物もない !

ちなみに、沈香が1g / 4.000円ぐらいだそうで、
伽羅は、沈香の10倍の1g / 40.000円…
500gあれば、2.000万円 !

先日、伽羅を聞香する機会があったが、何せ初めての経験 !
作法もあり、緊張感が先立ち、何となくだったが、
あたたかい香りで複雑さが、頭の中に入り込んできた。
何ともない表現だが、焼き芋のような香りも感じた(^^;

香の効果は、安らぎと、ときめきだそうだ。
モルトウィスキーも、かなりと似た点が多い。
もっと! 学び、香りを楽しんでもらう、
ウィスキーの香学? …の問い掛けをしていきたい。

ジャパニーズ・オーク / ミズナラは、神秘的だ\m(__)m

香道は、日本古来のいろいろな文化、公家 / 侍文化、時代によって
変化を遂げてきており、源氏物語などは重要なポイントとなる。
ほんのほんの少しだけ、香文化をかじってみました。

追伸 > 添付写真は ( 新聞からゆえ、見ずらくすいません^^; )

@.上 … ベトナム・フーエン省に飾られた巨大な沈香。

@.中 … 奈良・正倉院に伝承されている「 黄熟香 / おうじゅくこう 」
通称・蘭奢待 ( らんじゃたい )という1m50cm以上の、立派な沈香。

@.下 … 沈香が自生する、ベトナム中部・ファンアン村の山並み。
古来、少数民族が、沈香を薬や魔よけとして使っていた。

長くなりました … さんまる.さん ike3 拝

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