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カルウ゛ァドス“シャトー ドブルイユ”編 …その.②

@.蒸 溜

④.サイダーの2回連続式蒸溜、当然スチルは銅製で火力は天然ガス。

初溜で( 8時間 )28度前後の
「 PETITESEAUX / プティゾウ 」や「 BROUILLIS / ブルイリ 」
と呼ばれる蒸溜酒ができ、再溜で( 12時間 )シャトー ド ブルイユでは、
長い月日の間に培われた経験で、度数72度以下になるようにしている。

ハートの部分を取り出す、ミドルカットもする。

セミナー後の試飲コーナーで、
シャトー ド ブルイユのニュースピリッツを、体験する事が出来ました。

度数は71度、だがアルコールのきつさは感じられず、
柔らかく上品なグラッパ ?
甘さと羊羹( 当方の感じ方… ^^; )味、甘酸っぱさとスパイシー。

@.熟成 と セラー

シャトー ドブルイユの樽のオーク材は、防水性にとみ、素晴らしい
タンニン含有量で有名な、トロンセ産かリムーザン産のみを使用。

セラー環境はウィスキー熟成と類似、
エンジェルズシェアも最初の数ヶ月の間に
不安定な揮発部分が蒸発し、その後は年2%の割合で蒸発していく。
熟成年数は2年~40年

樽の使い方は、ウィスキーとはかなりと違う。
やはり、最初は新樽を使う。
コニャック / アルマニャック / ラムとも共通している。
タンニン成分の使い方がかなりと重要と感じ、
食後酒的のブラウン・スピリッツ感も…。

最初、ミディアム・チャーされた400リットル( 全てここから )の新樽で熟成、
熟成ぐわいをみて、いろいろな樽に移し換える。
何回も、旅から旅へと…

⑤.いろいろな樽とは、
400リットル・600リットル・1.000リットル・3.000リットル・10.000リットルなどと。
かなり、他のブラウン・スピリッツとは違う。
セラーは、やはり湿度が重要との事。

@.ブレンディング

他のブラウン・スピリッツ同様、樽ごとに異なった個性を持っている。
⑥.ブレンダーをセラーマスターと呼び、
セラーマスター個人の持つ技術と秘密 ?によって支えられている。
シャトー ド ブルイユは、長期の熟成による古酒の存在感よりも、
このブレンディング技術によるところが大きい。

試飲会場にて、シャトー ド ブルイユの社長に、貴社のカルウ゛ァドスは、
何がお勧めかコンセプトの詰まったものはと、尋ねましたら、
⑦.シャトー ド ブルイユ 15年との返事でした。

最後になりますが、アルマニャックとカルウ゛ァドスのセミナーは、
初めて受けましたので、長くなりました\m(__)m

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