リキュールの市場は年々少しずつ伸びている 国内では年間126万ケース
そのうちルジェ・ラグート社は37万ケース カシスリキュールだけを見ると62%を占めている
先日ルジェ・ラグート社からクリスチャン・アルボイ氏(代表)と
フランク・オタール氏(輸出マーケティング部長)が来日
1836年フランスのディジョンでリキュール工場を設立
ディジョンはパリから TGVで1時間40分
かつて大きな勢力を誇っていたブルゴーニュ公国の首都として栄えた古い歴史のある街
創始者オーギュスト・デニス・ラグートが1841年に世界で初めて近代的な手法で製造を開始
創業後160年以上過ぎた今も 伝統的な製法を守り抜いている
カシスは北半球原産で18世紀頃 スカンジナビアからフランスに広がった
朝食・食事のソース・デザート・ジュースと幅広く使われている
フランスでは22種類の品種があり ルジェ社はリキュールに適した
ノアール・ド・ブルゴーニュ(Noir de Bourgogne)種25%とブラックドーン(Blackdown)種75%だけを使用
ルジェ社では収穫後30%をすぐにオーク樽でニュートラルスピリッツ(96°を加水して65°に
下げたもの)に浸漬する 最低8週間以上 残りの70%は冷凍保存 年中受注に合わせて
新鮮なカシスリキュールをつくるためにノアール・ド・ブルゴーニュ種の自重だけではじめに取れる
ノンプレスジュース(エキストラバージンジュース)は ダブルカシスと言う製品にのみ使われる
樽に残ったカシスはプレス機に プレスジュースが出来上がる
→ノンフィルタレーション(無ろ過)→ブレンド→フランス産の良質な砂糖を加える→瓶詰(HACCP・IFSを取得)
1Lあたり450gのカシスと500gの砂糖が使用されている
カシスリキュールの作り方は3通り ルジェ社のスタイルを・Authenticという最高の品質をつくり出す
・Accelerated 機械による短期間浸漬(5週間)→ろ過処理→瓶詰 収穫時にまとめて行う
・ECONOMICAL 浸漬なし→着色料・香料を加える→瓶詰
ルジェ社は年間900万本以上75万ケース(カシスは50万ケース)売上高2600万ユーロ以上
世界40カ国以上へ輸出している 世界が認めた味は伝統的な製法を守り抜いているの証
キールというカシスと白ワインのカクテルがある
ディジョン名物市長 キャノン・フェリクス・キール氏が振る舞ったカクテルでキールと名前が
付いてるが ルーツはルジェカシスにあり 現在キールの商標はルジェ・ラグート社が持っている
クリスチャン・アルボイ氏にこっそり教えて頂いた本場のキールや
カシスソーダを楽しみにBar 織田にお越し下さい
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