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2008年第9回モルトを楽しむ会報告

10月12日(日)にBar.comeにて行われたモルトを楽しむ会の報告です。

今回のテーマは「同一蒸留所の縦飲み(年代違い)」ということで、
選ばれた蒸留所はトマーチン。

TOMATIN(写真左から)
 12yrs (Official bottle) 43%
 18yrs (   〃    ) 〃
 25yrs (   〃    ) 〃
 TREASURED CASK 1974(32yrs) (Official bottle) 44.2%
 1965(42yrs) (Duncan Taylor Peerless Collection) 43%

どうしたら色の違いが分りやすいだろう…?と、色々なアングルで撮影してみましたが、
元があんまり変化のない色なので効果ナシ。
せっかくなので全部載っけてみました。

これだけで終わらないのが、この企画!
ハーフ5杯のうちには入らないものの、41年も回して頂いて飲み比べ。

 1965(41yrs) (Duncan Taylor Peerless Collection) 45.9%

42年とは蒸留年月が同じでボトリングが1年違いの同月です。
蒸留日までは未記載ですが樽番号が42年は1899、41年は1904なので、
同日の可能性が高いですよね。
丸1年の熟成差が確認できるかなぁ、と思いましたが、
開封してからの時間などもあり、そう簡単には行かないですねぇ。

普段、あまり好んで飲む蒸留所ではないのですが、
今回じっくり飲んでみて、改めて美味しいなぁと感じました。

12年はナッティ、18年はフルーティ、25年はヴァニリック…が私の一言感想。

1974は熟成感がしっかりあり、樽の渋みも感じました。
私はホップや火を付けてない煙草の香り…と、思いましたが、
ヘビースモーカーの当店店主には同意を得られませんでした。
ビールが苦手で煙草が大っ嫌いな私ならではの感覚なのでしょうか?
ただし、モルトの風味としてはそれらも嫌いではないです。

ピアレスの41年と42年は、42年にベリーの風味が感じられ、
こっちの方がフレッシュ?と思いましたが、開封したてということで、
揮発性の問題かもしれません。

さて、次回はいよいよ2008年度最後の「モルトを楽しむ会」
テーマは「英国フェアでみなさんが飲み損ねたであろうボトル?」とかなんとか。
考案者の頭の中は見えませんので、どんな構成になるのかは、
当店店主のブログでの発表をお待ちくださいませ。

注:いつもならこの報告は淡々と写真とボトルの詳細だけでお届けしていますが、
  今回、英国フェアの影響か、いつになく私個人の感想をたくさん書いてしまいました。
  あくまでも、私がその日感じたままを書いているだけですので、アテになりません。m(_ _)m

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