引き続き樽の組立作業体験。
機械を使って締めていきます。
その名も『タガ締機』そのまんまですね。
8本の爪で均等にタガに力をかけていきます。
同様な機械をグレンフィデックのクーパレイジでも見ました。
位置は最組みの場合は前回の跡にあわせるとのこと。
初組のときに機械の力でぐいぐい締めてしまったら
側板が割れるorタガが切れるかもしれませんね。
このあたりは職人の経験と勘が左右する部分でしょう。
他、質問いろいろしました。
・口は樽が組みあがって最後に空ける
・リベットは口と同じ方向にする
・宮城峡では補修のみ(新規に樽は組まない)
・大体この樽で120kg
などなど。
この後、樽を起こしたり転がしたり倒したりと
樽の取り扱いについて実習。
コツをつかめば樽を思いのままに動かすことが出来ます。
樽は当然、しっかり漏らさないように作ることが求められます。
木と木が密着することで漏れなくなるわけですが
組むときとウィスキーを入れたときでは木のサイズが
変わるわけです。(ウィスキーが染み込むと膨張する)
それも考えて組み上げるといいますから、すごいです。