コニャニャチハ~雨降る今日の昭和町、呼ばれてないのにジャジャジャジャ~ンNBS講師の参段ちゃんです。う~ん・・・お呼びでない。
そんな神出鬼没?なNBS(猫バーテンダースクール)講師の参段ちゃんですが・・・閉校せずに何とか綴ってこれた記念すべき?第10回目の講義は・・・ズバリ?”氷”です。
バーでは必ず必要となる”氷”というもの・・・氷が無ければ出来ないカクテルがほとんどだと思います・・・チェイサーにも氷を使います。
そんな”氷”ですが用途に応じていろんな大きさにアイスピック等で切り分けて使います・・・ブロック・オブ・アイス、ランプ・オブ・アイス(握りこぶし大)、キューブド・アイス(3cmの立方体)、クラッシュド・アイス(粒状に砕いたもの)・・・etc
コストの面で製氷機のみでやっている所もあれば製氷機で作った氷を混ぜて使ったり、それはバーにより様々だと思いますが、基本的に氷屋さんに配達してもらっている所がほとんどだと思います・・・持って来てもらう時には一貫目(※約3・75㎏)の長方形です・・・猫バーでは加工し易くロスが出ないように切り目を入れて配達してもらっております。
製氷機で作った氷や冷凍庫で作った氷だけでは美味しいカクテルを作る事は出来ません・・・と思います・・・家庭で作る氷を思い出して頂ければわかると思いますが、不純物が入ったままで白くなっている部分があったり溶け易い氷です・・・製氷機などでは急速に1~2時間ほどで出来る氷も、氷屋さんから持って来てもらう氷は不純物を取り除き、48時間掛けてじっくりと時間を掛けて凍らせます・・・その氷はなかなか溶け難く加工もしやすくなります。
ロングドリンクも溶け易い氷だと飲んでいるうちにみるみる氷が溶けてきてしまいます・・・ショートカクテルを作る時でも水っぽくなると思います・・・夜に仕込んで一日締めておくと美味しいカクテルを作る為の氷が出来上がります。
やっているバーは多いと思いますが、猫バーでも味わいを均一にし、液体に触れる表面積を少なくする為にジントニック等のロングドリンクを作る時は長方形の氷を使うようにしております。
また用途に応じて4種類の氷を用意しております・・・使う氷を木桶のようなものに入れて使っているバーも多いと思いますが、猫バーでは冷凍庫から氷を出してぺティナイフで霜を取り除いています・・・またホワイトスピリッツベースのショートカクテルはハードシェイクしてアイスフレークを出すのでしっかりと固く締まっている氷が適しているというのを教本で読んだのでそれを実践しています。
バーでカクテルを飲む付加価値は・・・カクテルを美味しく作る為に研鑽を重ねたバーテンダーの皆様が氷をも吟味して使っているからなのです。
本日の講義はサラッと?以上です。では今宵も良いお酒を。
ちょい前に最初で最後の?ブリリアントカットにチャレンジ。