コニャニャチハ~・・・モルトウイスキーの普及、バー文化、飲料文化の発展に微力ながらも寄与したいNBS(猫バーテンダースクール)講師参段ちゃんです。う~ん・・・裾野拡大。
さてと・・・今日は特に何も無いので2回目の授業でございますです・・・まだまだ初歩段階がずっと続きそうですが、とその前にバーでよくある?よく聞く?お話を・・・
ケース1(あくまで仮定の例え話)・・・とある猫バーにカップルがお越しになられました・・・いらっしゃいませコニャニャチハ・・・オーダーはいかが致しましょう?男性は女性の前で知識がある所を見せようとしたのかちょっと横柄になってしまいます・・・「スコッチ色々と置いてんねんなぁ!」はいスコッチモルトが主体のバーでございます・・・「何か美味しいスコッチ飲みたいねんけど!」どのような感じに致しましょう・・・「そうやなぁハーパーロックで!」は・ハーパー・・・IWハーパーと言えばバーボンウイスキー・・・でもカップルでお越しになられている手前男性のプライドを壊してはいけないので、かと言って間違いを肯定してもいけないので女性がトイレに行っている間にバーテンダーがそっと示唆すると言うのはよく聞く話です。
ケース2(同仮定の話)・・・とある猫バーにお若い4人組の男女のグループがお越しになられました・・・若干ワイワイガヤガヤ・・・他のお客様のご迷惑にならないようにあまり騒がしくしてはいけませんよ・・・「私カシオレ!」「俺はジントニ!」はいカシスオレンジとジントニックですね。かしこまりました・・・「私はアーリーロック!」はいかしこまりました・・・「ここはウイスキーが多いんすよね!何かオススメのウイスキーをロックで!」するとすぐさま隣の女性が「あんたウイスキーなんかよりバーボンの方が美味しいで。」そして「そうやなぁ・・・やっぱりウイスキーはやめて何かバーボンをロックで!」う~ん・・・何か微妙に納得しそうになるけど実はNONO・・・バーボンもウイスキーです。
とまぁこのような類の話を聞いた事がある方は多いと思うのですが・・・参段ちゃんそれはないでぇ~と言われそうですが、いえいえあるある。
さてウイスキーを分類すると・・・大まかに考えて製造方法と生産国で分類するのがわかり易いですね。細かい事は後々にやるとして・・・まずはウイスキーの基本として製造方法で大まかに分類すると・・・
呼称(原料)
モルトウイスキー(大麦麦芽だけが原料)
グレーンウイスキー(主に小麦等の穀物が原料)
ブレンデッドウイスキー(前述の2つのウイスキーをブレンドしたウイスキー)
の3つに大別されます。スコッチとジャパニーズはこれで分類し易いのですが、アメリカ等では
ライウイスキー(原料の51%以上がライ麦)
コーンウイスキー(原料の80%以上がとうもろこし)
またそれらをブレンドした物等もあります。またそれらは国に応じて細かい規定が決められていたりします。
次に今回の授業のテーマ、ケース1、2の例え話にあるようにバーボンとウイスキーの違いはわかり易く言うと・・・生産国の違いなんですね。そうですそのウイスキーを造っている国、つまりは生産国ですね。
世界の五大ウイスキーと言われるのは・・・
名称(生産国)
スコッチ・ウイスキー(スコットランド)
アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド)
カナディアン・ウイスキー(カナダ)
アメリカン・ウイスキー(アメリカ)※バーボン・ウイスキー、テネシー・ウイスキー
ジャパニーズ・ウイスキー(日本)
と言われこれらの五つの国が世界で生産されているウイスキーのおよそ95%を占めていると言われています。その他の国では・・・オーストリア、タイ、ウェールズ、インド等でも造られています。ちなみにインドは上記の五大ウイスキーに次ぐ生産量を誇ると言われています。
また補足として有名なジャックダニエルはバーボンウイスキーと思っている方が多いようにも思いますが・・・残念・・・法律上はバーボンに分類されますが、厳密に言うと正解はテネシー・ウイスキーと言われています。バーボンウイスキーはケンタッキー州で蒸留されていますが、テネシー・ウイスキーはテネシー州で造られているからですね。その他のテネシー・ウイスキーはジョージディッケルが知られていますね。わかり易く分類しましたが、バーボン、テネシーの両ウイスキーはアメリカン・ウイスキーという定義になりますね。またシーグラムセブンクラウンというウイスキーはアメリカンブレンデッドといいます。
さて今回の授業で覚えて頂きたいのは生産国による分類です。国の名前がほぼそのままですので簡単に覚えられますね!はい復唱して下さい!いいですかぁ~スコッチはスコットランド、アイリッシュはアイルランド、カナディアンはカナダ、バーボンとテネシーはアメリカ、そしてジャパニーズは我らが日本のウイスキー。
五つの国ですよ1,2,3,4,5・・・もうOKですね!後は各々の銘柄を覚えたらもうバーに行ってオーダーする時に間違う事や迷う事はありません・・・もし銘柄がわからなければラベルを見ればわかりますね。
キ~ンコ~ンカンコ~ン♪あっ!もう時間ですね。それでは今日の授業はこの辺で・・・今宵も良いお酒を。