コニャニャチハ~・・・一人何役しているのか自分でも把握できていない総務部全般を取り仕切る猫バー専属バイヤー参段ちゃんです
。う~ん・・・雑務も。
先日、再びCEOから呼び出しを受けました
。もぅ~また呼び出しかよっ
!
”ガチャ”・・・失礼致します・・・また私が何かやらかしましたか
?・・・「バイヤー参段君
!やっぱり君はバイヤーに向いていないんじゃないのか
?」そう言われたらあえて否定はしませんが
・・・「何っ
?!では契約解除するのでここにハンコを押せっ
!」じょ・冗談っすよ
・・・CEOはカルシウムが足りていないんじゃないですか
?「何っ?
!」
で本題は何なんですか
?・・・「先月の話になるが・・・君はあの記事を読んでどう思った?」美味しそうだなぁ・・・いいなぁ・・・芦屋のマスターはさすがの目利きだなぁと思いました
・・・「それだけか?本当にそれだけかっ
?!」本当にそれだけですが何か
?「じゃここにハンコ押して
!」う・嘘です・・・必死こいて探して来ます
。
一応それなりに1年半はバイヤーやってますから気付いてたけど・・・仕入れ資金無いもん
・・・高額ではないからと考えたけど、気付いた頃には時既に遅し
・・・どこも売り切れ
・・・諦めるしかないよなぁ
。
アウトターン226本のうち日本への割り当ては72本でしょ?そのうち関西は何本だろう?・・・ググッても見つからないしなぁ・・・一応メールと電話は頑張ろう
・・・が全て撃沈
・・・はいこれで僕も契約解除と腹をくくろうか
。
”ガチャ”・・・CEO~やっぱりありませんでしたわ~・・・ハンコ押しますから契約書出してもらえます
?

あれっ
?!こ・これはどこを探しても無かったダンカンテイラー社ピアレスコレクションのインペリアル1990ユアンズドラム(1200円)じゃないですかぁ~!これは一体どうしたんですか?!
「君はバイヤーに向いて居ない・・・」そ・そう言われましても
・・・「こう見えても私はその昔バイヤーをやって居た事があるのだよ
。」え?そうなんですか
・・・「君には仕入れる事が出来ないと思って私が少し前に朝早くからバイクに乗って色々駆け回って来たんだ
。」さ・さすがCEO
・・・「楽をしようと思ってはいかん!足で情報を稼げ!寝る間を惜しむな!君はまだまだバイヤーとしての修行が足らん
!」さすがCEOおみそれ致しましたぁ~
。
さすがCEOだよなぁ・・・いつもはこのおっさん偉そうに言いやがって
と思ってたけどやる時はやるよなぁ・・・このダンカンテイラー社ピアレスコレクションは長期熟成のシングルカスク モルト(一つの樽)をカスク ストレングス(樽出しのアルコール度数)でボトリングしていて、数千丁のストックの中でも最高のウイスキーのみがピアレス=比類無きという称号を与えられたシリーズなんだよなぁ。
特にこのインペリアル1990はピアレスコレクションとしては約3年ぶりのリリースであるそうで、インペリアルと言えばバランタイン、ティーチャーズ、ロングジョンといった有名ブレンデッドウイスキーの原酒として使用されている為にシングルモルトとして出荷される事はほとんどないんだよなぁ
。
販売店の情報を見てみると・・・今回のリリースは世界に向けて4樽がボトリングされたらしく、そのうちのひと樽カスクナンバー358が飛び抜けて素晴らしいため、急遽マネージングディレクターのユアン・シャーンの名をとって”Euan’s Dram”(ユアンズ ドラム)と名付けられたのかぁ・・・噂によるとアロマはトップノートからピーチと南国フルーツが立ち上がりまるで60年代ピアレスのような芳香であるそうで、口当たりも非常にまろやかでピーチ、バニラ、カスタードクリームの甘さにピリッとした塩気が全体を引き締めているっ
!香り、味どちらをとっても30年クラスの熟成感があり、18年としては100%完成されているといっても過言ではありません~っ
?!
う~ん・・・気になる
・・・抜栓はしばらく後の予定?だったのですが・・・昨夜、保養地の店主に抜栓して頂いて僕ちんもテイスティング
・・・久しぶりに?真面目にテイスティングコメントを・・・(ご参考程度にお願いします
)
色・ゴールド
アロマ・淡い練乳、クリーム、トップノートはミルキーで後に奥からピーチネクター、桃の缶詰
テイスト・アタックはスパイシー、塩気、マッチを擦った後のような硝煙やコーヒーが若干、オレンジ、ピーチ、マンゴー等複雑
フィニッシュ・オレンジの缶詰、マーマレード、長く続きオレンジが残り、最後にミルキーさが口に残る
総合評価・52・2%のアルコール度数だが、アロマ、テイスト共に抜栓直後、グラスに注いだ直後は硬いイメージのキャラクターでややアルコールが立つ感じがあるが時間の経過と共に穏やかになる。熟成感は18年を上回るものを感じるが、フルーツ香はアロマ、テイスト共には60年代の長熟物と比べて濃厚なそれでは無く、全体的に淡い感じ。アロマ、テイスト共にフルーツ、塩気、クリーム、ミルク等いろんなフレーバーがあって複雑。コストパフォーマンスは大変良い。もう少し時間を置いてからを再度テイスティングをしたい。
という事でコストパフォーマンス抜群のこのモルトを確かめるにはご自身の舌で確かめるしかない
!これはのんびり家でテレビを見ている場合じゃ無い?!この記事を見た方はっ!最寄の駅ま・・・~中略~・・・ポットスティルが目印の猫バーの扉を開いて、CEO自らが仕入れてきたコストパフォーマンス抜群と噂されるインペリアルのユアンズドラムを売り切れないうちにご賞味下さい
。
1600種類のモルトを飲破した
モルトテイスティングの達人きゃず3さんのテイスティングコメントを待ってまぁ~す
。
#新入荷ボトル
