年内スコットランド全蒸留所制覇に向けて暗雲が立ち込めて来た猫バーの店主参段です。う~ん雲行きが怪しいなぁ・・・前が見えないよ・・・。
それでもめげずに今回新入荷としてご紹介するボトルはノックドゥー21年(2000円)です。
早速解説させて頂きますノックドゥーとは・・・・モルトウイスキー蒸留所の半数近くを所有するスコットランド最大=世界最大を誇ったユナイテッド・ディスティラーズ社(現ディアジオ社)の前身ディスティラーズ・カンパニー・リミテッド(DCL)社は1920~30年代にかけて多くの蒸留所を買収し、傘下に加える事によって大きくなった会社です。そのDCL社が自らの手で初めて建てた蒸留所が1894年創業のノックドゥー蒸留所でした。そういう意味では現在のディアジオ社の原点ともいえる蒸留所なのです。
蒸留所は東ハイランド、ハントリーの北にあるノック村に建てられていて、すぐそばには標高420メートルのノックヒルの丘が迫っていて、DCL社が自社蒸留所の建設を決めたのは、ノックヒルの麓で発見された泉の水があまりにも良質だったためだったということです。う~んやっぱりウイスキーと水は切っても切り離せない関係なのですねぇ・・・人間にとってもウイスキーにとっても水は命なのですねぇ。
ノックドゥーはDCL社の原点として、主にブレンデッドスコッチ、ヘイグのキーモルトを生産してきました。しかし1983年に一旦閉鎖され、その5年後にインバーハウス社の子会社が買収し1989年2月新しいオーナーの元で操業が再開されました。DCL時代はシングルモルトとして販売された事はなかったのですが新オーナーはモルトの販売にも力を注ぎ、今ではイタリアなどでよく飲まれるようになったということです。
またノックドゥーというブランド名が、ノッカンドオやカードゥなどと紛らわしく誤解が生じやすいことから1993年に新しくアンノックというブランド名でも販売されるようになりました。アンノックは既に猫バーにあります。ちなみにノックドゥーとはゲール語で”黒い丘”を意味するのだそうです。
皆様ぁ~!ノックドゥーを飲んで猫バーの暗雲を追い払って下さい・・・(笑)
猫バーのスコットランド全蒸留所制覇までアンノックをカウントしていたので据え置きの あと12
#新入荷ボトル