年内スコットランド全蒸留所制覇に向けてダッシュする参段です。う~ん間に合うかなぁ・・・のんびりしていられないので焦ってダッシュしなくちゃ!
今回新入荷としてご紹介するボトルはBBR社のロッホサイド1981(1800円)です。
これはボトリングが2003年なので22年という事になりますね。ノンチルのカスクストレングスでアルコール度数は54・5%です。
早速、解説に参りまぁ~す!ロッホサイドとは・・・蒸留所は東ハイランドのモントローズという所に位置しています。このモントローズにはロッホサイドとグレネスクの2つの蒸留所がありましたが、どちらも1990年代には閉鎖されてしまいました。
創業は1957年と比較的新しく、このロッホサイド蒸留所の前身はビール工場でアソシエイテッド・スコティッシュ・ディスティラーズ(ASD)社のジョセフ・ホッブスが買収し、それをウイスキー蒸留所に買収したそうです。その買収の際に4基のポットスチルと1基のコフィースチルが設置され、モルトとグレーンの両方を生産する事になりました。またこの蒸留所は敷地内に瓶詰設備、建物横にかつて仕込水に利用していた小さな湖(ロッホ)があった事から、ロッホサイド蒸留所と名づけられたそうです。う~んそのままのネーミングなんだなぁ。
1992年にアライド・グループが買収しましたが、その年に生産はストップされ、1997年には熟成庫が閉鎖され、最後の1樽も運び出されてしまいました。建物は残っているそうですが、地元不動産会社に売却され、再開発の準備中であり、スーパーマーケットとアパート群になるそうです。う~ん建物が残っているのなら蒸留再開のわずかな望みが・・・。
皆様も蒸留再開を祈ってロッホサイドを飲んでみて下さい。
猫バーのスコットランド全蒸留所制覇まで あと 14
#新入荷ボトル