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参段なりに考える~裁判員制度~

先日、某新聞社の方が3人でご来店下さった。face02席についてから色々とお話をされていたのだが時が経つにつれて談笑から熱いトークに展開していった。icon14僕はグラスを拭き拭き磨きながらicon12その話に耳を傾けていた。

その話は裁判員制度に関する話だった。う~ん難しい問題だなぁicon10・・・そう思いながらその話を聞いていた。最近じっくりと紙面に目を通す時間はないけれど、昔からずっと新聞は取っていて一面や重要な事柄には目を通している。またインターネットでニュースはチェックするようにしている。

時事問題をある程度理解していなかったらお客様のお話にもついていけないし、自分自身も困ってしまう・・・。icon11裁判員制度の話だが、バーテンダーは中立を期す立場だから、その是非を論じたり、自らの主観において論じる事はできない。なので慎重に取り扱わねばならない問題だと思う。face06

出勤前にTVを見ていてやっていたのだが、裁判員制度はアメリカの陪審制を踏襲したものらしいが日本にその制度を導入したら果たしてどのように機能するのだろう・・・。僕はアメリカに住んだ事も行った事もないのでわからないが、アメリカでは普通に一般市民が無作為に抽出されて裁判に参加するのだという。face08現状の日本ではアンビリバボーな話だと僕は思うのだが・・・。

その導入背景は・・・裁判員制度は、市民から無作為に選ばれた裁判員が裁判官と共に裁判を行う制度で、国民の司法参加により市民が持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映すること、裁判時間を短縮することが目的とされている・・・とあるが果たしてどうなのだろう。確かに日本の裁判は最高裁に行って判決が確定するまでにものすごい時間を費やす事がほとんどのような気がする。まぁ調べなくてはいけない事や、立証しなくてはいけない事柄が多いのだとは思うが・・・。

司法制度改革において、法曹人口の拡大を図る為に条件を満たした大学がロースクール”法科大学院”の新設を申請したり、これまで司法研修所及び裁判官,検察官,弁護士などの法曹実務家が担ってきた法曹養成を,法科大学院に任せることにより,毎年3000名程度の法曹を生み出し,法曹人口を10年後には現在の倍増の約5万人,20年後には4倍の約10万人程度に増やそうface08としているらしい。

凶悪事件や立証しなくてはいけない事象、裁判の複雑化など法曹人口の不足は否めないと思うのだが、それを法律に無知な一般市民が担っていけるのであろうか・・・。face09もし僕が裁判員に選ばれたらどうしよう・・・icon11人の人生を左右するような裁判に携わり、人を裁く事なんて僕には出来ない・・・icon11もしその被告が冤罪だったら・・・face08と考えると夜も眠れない・・・。face07

拒否権があり条件を満たせば、それを行使できるらしいがその制度が国会で論議され施行されるまで国民は見守るしかないのだろう・・・。

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