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幽霊と妖精

最近酒屋を回っていて思う事は・・・うちはモルト入門店なのに、まだまだオフィシャルボトルが少ないなぁという事。それではいけない!icon09と思って店に無いボトルを見つけて値段がそこそこよければ衝動買いのように買っている。

 仕事前に酒屋に行ってモルトコーナーの棚を物色・・・どんな物が置いてあるのかなぁ・・・するとface08ストラスアイラ12年(800円)とグレンスコシアの旧オフィシャル14年(900円)。グレンスコシアは現行オフィシャルを置いているけれど、何故今までストラスアイラを置いていなかったのだろう・・・face07と言う訳で即買いました。icon22

グレンスコシアはかつてのウイスキー産業の中心地キャンベルタウンに残る蒸留所2つのうちの一つ。ちなみにもう一つはスプリングバンク蒸留所である。現在はロッホ・ローモンド社の所有であるグレンスコシア蒸留所は前オーナーが借金苦でキャンベルタウンロッホに身を投じて以来、所内では彼の幽霊が出るface08ことで有名な蒸留所である。味のほうはキャンベルタウンモルトのふくよかさを伝える貴重な一本であり、スイートの中にもかすかにスモーキーさが残る余韻は心地良いとの評判である。icon12

 ストラスアイラ蒸留所とは・・・スペイサイドに位置する人口4,600人の町キース。この小さな町を流れるアイラ川を抱く20マイルに渡る広い谷(ストラス)に囲まれた場所に「ストラスアイラ蒸溜所」があります。創業は1786年。ハイランド地方に現存する最古の蒸溜所として、今なお優雅で美しいたたずまいが残されています。とりわけ外観を飾る双頭のパゴダ(アジアの仏寺の塔を思わせる屋根)は、蒸溜所建築における第一人者、チャールズ・ドイグの作品として有名。水車や石造りの建物とともに醸し出される印象は、この地を訪れる人々から「絵画のように美しい」と称賛されています。

 ストラスアイラを語る上で、忘れてはならない逸話があります。それが、水の妖精伝説。遠い昔から、ストラスアイラ蒸溜所の仕込み水の源「フォンズ ブリエン」の湧き水を汲み上げる井戸には、日が暮れると馬の姿をした妖精”ケルピー”が現れる、と言い伝えられてきました。馬の姿をした妖精”ケルピー”にうっかり近づくとその背に乗せられて川や湖に投げ込まれるというface08また職人達はそれがストラスアイラの隠し味になっていると自慢しているそうである。icon10
そして妖精は、蒸溜所の大切な水と井戸を守り続けてくれたとされています。今なお語り継がれるこうした伝説は、水にこだわるストラスアイラをロマンチックに象徴しています。
 
テイスティングノートは
アロマ  アプリコットのような熟した果実香や干し草のような香り、オーク(樫)を思わせる香りなどが織りなす複雑な香り。
テイスト  なめらかでリッチな味わい。わずかにシェリーのような味わいをともない、フルーティな甘さがある。
フィニッシュ バニラやナッツのような心地よい余韻が残る。

どちらの話もちょっと恐いけどface10味の方は抜群ですよ(笑)

#新入荷ボトル

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