MENU

悲愴

タイトルは、我家の恐妻に対する私の立場ではありません^^;;
チャイコフスキーの交響曲第6番

今年の春頃、クラシックが楽しめる奈良の喫茶店「エルムンド」に入ると
ちょうど第4楽章がかかっていて、感激しました。
ママさんに作曲家とタイトルを聞くと、これこれ、とのこと。

戦前の、ベルリンフィルが最も良かった時代の録音で、悲壮感が出ている、
第2次大戦に向かおうとしている時で真に「悲愴」的・・・と隣の通のおじい
さんと話していたので、戦前のベルリンフィルの「悲愴」CDを探しました。

1938年、フルトベングラー、ベルリンフィルハーモニー、もちろんモノラル
録音です。
他にも、カラヤンやバーンスタイン、ショルティなどたくさんあったのですが、
まずはフルトベングラー・・・

バチバチとノイズが大きくて、喫茶店で聴いたレコードとはおそらく違う録音
だと思います、自信ありませんが・・・。
それでも重厚で荘厳な演奏であることには違いはありません。

最晩年の大作で本人にとっても自信作、セオリー通りではない
「急 – 舞 – 舞 – 緩」という構成だそうで、とりわけ最終章の
Andante lamentoso というテンポが素晴らしいの一言でしょう。

いろいろな演奏のCDが入手できるので調べるとやはり、
聴き比べをしている人のHPを見つけました。
私は他にカラヤンとベルリン・フィルの1971年、チェクナヴォリアンと
ロンドン・フィルの1976年の演奏しか知りませんが、それぞれ
全然違います。カラヤンはテンポが速いですし、チェクナヴォリアンは
全体的に明るく悲愴感がやや弱い・・・まあ、どれも個性があり曲が
良いので聴き比べは面白い。
ただし、病院の音楽療法に使用された時、自殺者が続出して「自殺
交響曲」と酷いあだ名をつける人もいるくらいなので、お気をつけください^^;;

・・・今年はベルリン・フィルが来日しますし、創設125年。ベルリンフィルの2005年の
アジア・ツアーをドキュメンタリーにした映画と、ヒトラーに政治的に利用されたナチスの
オーケストラをテーマにした映画
と、2本公開されているそうなので、ご興味のある方は
ご覧になったらいかがでしょうか?

本日のウィスキー

アードベッグ・オールモスト・ゼア
¥500-/30ml

本日のグラス赤ワイン

ジャンド・ロレール・ボージョレーヌーヴォー2008
¥800-/120ml

本日のグラス・シャンパン

ランソン・ブラックラベル
¥1200-/120ml

☆アラン・カスク共同購入はこちら

☆ザ・グレンリヴェット・テイスティングは営業時間中に随時受付、12/31まで&エクスクルーシヴ・テイスティングは12/20。
詳細はこちら

☆スコ文研大阪南支部のバーンズナイト!2009@奈良の詳細はこちら
ニッカ仙台宮城峡ツアー「カフェグレーン・セミナー」はこちらをご覧ください

#クラシックを楽しむ

この記事を書いた人