9/23はMJの死去により急遽決まった、ハイランドパーク試飲会が東京にて行われたのでいつものように日帰りで(笑)行って参りました。マッカランとハイランドパークは特に故人が愛したモルトウィスキー。一緒に仕事もなさり仲も良かった主催者のY氏によると、他にスプリングバンク、ラガヴリン、ラフロイグがお気に入りだったそうで、故人が著作で『5大モルトウィスキー』と評しているのと符号します。
さて、試飲会はY氏のアナウンスとともにスタート。故人を偲ぶのが目的だったためか、静かで緩やかに飲んでました。始まって約1時間、参加者全員が揃った状態で30秒の黙祷が行われました。ここに謹んで故人の冥福をお祈りし、ウィスキー業界に与えてくれた恩恵に感謝の念を捧げたいと思います。
合掌
飲したハイランドパークは以下の通り
1.OB 8yo 43% 1970s
2.OB 12yo 43% 1980s
3.OB 18y 1956
4.Duncan&Taylor 1965-2003 42.2% for John Scotts
5.GM 1970 Centenary reserve 40%
6.Douglas Laing 1974 28y
7.OB 1974 Online Tasting 52.6%
8.OB 1976 for Mr.Forrest 52.7%
9.OB 1977 Bicentenary 40%
10.OB 1977-2005 for JUUL”s 52.3%
11.Cadenhead”s 1977-1992 46%
12.Single Cask Collection 1978 56.8%
13.GM 1982 CASK 56.8%
14.OB 12y 2000 55.7%
15.1989-2004 for Peck 46%
16.Signatory 1996 Spirale sweet wine finish 46%
印象に残ったのは、1のイチゴ・ショートケーキ、2のヘザー・ハニー、4の酸味とタンニンの渋味、6のハニー、バランスの良さとパワー、7の上品なオロロソ、チョコレート、Dフルーツ、8のパワフルさとデリケートさの並存、9のイチゴ、10の甘辛のバランスの良さとフィニッシュの塩味、11、12の意外な?バランスの良さとコク、14の奥行きとコク、飲み応え、15のモステカルのような芳香、でした。
私の順次は、1位が10のデンマークの酒屋向けのオフィシャル・オリジナルで2位の8の故フォレスト氏ボトルとほぼ同点でした。3位は6のオールド&レア。下の写真の11、12もけっこう良くて、飲む順番がもし違えば上位にきていたかも?ちなみにマッシュタンの鈴木氏に聞くと、4、7、15というお答え。真意を尋ねるとさすがにいろいろたくさん飲んでいる人らしい選択で、興味深いものでした。タウザー氏に聞くとフォレストさんのボトル、とおっしゃってましたがもしかすると故人との付き合いがあった分、ポイントが加味されていたかもしれません。
・・・貴重な体験をさせて頂いたY氏、スタッフの諸兄、会場を貸してくださった目白田中屋のK氏、会場でお会いしたウィスキー先輩・仲間の皆さん、心からお礼申し上げます。またお元気でお会いできる日を楽しみにしております。
スランジバー!
つづく
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