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OBグレンリベットEXPORT ”The 150th Anniversary”

The GLENLIVET
Special EXPORT Reserve
(グレンリベット エキスポート リザーブ)

40% 750ml
Distilled: Before 1940
Bottled: 1974/8/31
”Unblended all malt Scotch Whisky”
“the 150th Anniversary”

価格:1500£(エクスチェンジ価格)
オススメ度(10)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
 
香り:葡萄、サルタナレーズン、ほのかに溜まり醤油、熟成したラムレーズンのよう。
香りには角がありアルコール感も感じられるが、複雑でふくよかであり、熟したバナナやブラウンシュガーの甘さがグラスの中で開いてくる。
70年代流通とも、30年以上の熟成であるとも思えない骨格のあるフレーバー、深みもある。
 
味:やや粘性のある口当り、甘くほのかな酸味と少しくすんだ印象を持ったオールドシェリーのニュアンスが広がる。
熟成したラムで漬け込んだレーズン、カラメルで煮たリンゴ、40度とは思えないような厚みがあり、まだフレーバーに力を感じさせる。
非常に上品な甘さを感じた後は中間から余韻にかけて麦やピートのビターさが出てくる、ドライでほのかにスパイシー。
そしてバニラクリームにラムシロップの戻りが口の中でピートと混ざる、
鼻抜けはピートスモークにカラメルシロップの甘さ、味が厚く飲み応えがある素晴らしい1本。

 
コメント:キャンベルタウンロッホにて。最高レベルのグレンリベットである1本。
以前OMCにて34年&150周年記念ではないノーマルなエクスポートリザーブを飲んでおり、
色々調べて、てっきり150周年のモノだと勘違いして大興奮したのは記憶に新しいのですが、
まさか年内に、真打とも言える、本家エクスポートリザーブ、グレンリベット蒸留所150周年記念ボトルに出会えるとは思っても見ませんでした。
(って言うか、いろんなブログやBAR等のサイトで、このボトルと34年モノではないノーマルなEXPORTとを勘違いしすぎですw) 

この日は当初キャンベルさんに行く予定は無かったのですが、射命丸さんに「ちょっとツラかせや」と呼び出されて偶然来店。
結果いつものカメラを持っておらず、ケータイカメラで必死の撮影となりましたが、なんとか認識できるレベルの写りでホッとしています。
 
と、雑談はこの程度にして、このエクスポートリザーブについてですが、
さすがに1940年以前蒸留の原酒が使われているというコトがあって、中間からしっかりピーティーです。
このピーティーさが序盤の甘さを引き締めて、非常に味わいとしてバランス良いです。こういうピート感はもうストライクゾーンにビシッと入ってきます。
そしてボディが厚い・・・40台後半まで度数がおちたカスクモノと間違えてしまうか、それ以上のレベルで、もう今のオフィシャルとか何なのと、言いたくなります。

素晴らしいボトルとの出会いに、ただ感謝するしかないですね。

#グレンリベット

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