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DTグレングラント1970・スペイサイドウェイ13周年

SPEYSIDE WAY
13th Anniversary
GLENGRANT
(グレングラント1970)

700ml 46.1%
Aged 40 Years
Distilled: 1970
Bottled: 2010
Cask type: Sherry

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:ねっとりとしたシェリー系のフレーバーに、サルタナレーズン、パパイヤの缶詰、南国感、
裏からオーク系のニュアンスも感じる、時間とともに香水感が少量感じられたが、バランスは良い。

味:口当たりはシェリー、唇が少しぴりぴりする。そこからマンゴー、ホットアップルパイ(シナモン)、
やや粘性があり、ワキガ系のニュアンスが後半から戻りにかけて存在を主張する。
鼻抜けはりんごとフルーツ感、シナモン、余韻はカラメル、樽材、アーモンドのビターさに、心地よくスパイシーでドライな締め。よくまとまっていて長く続く。
全体的にフレーバーの広がりもスパイスもバランスがよい、ぜひ飲んでおくべき一杯。

コメント:スペイサイドウェイ13周年記念ボトル、3本目。
シェリー樽熟成で、色合い等からするとリフィルのバットかホグスヘッドだと思いますが、
程よいシェリー感があって、フレーバーもフルーティーでバランスよく、良い仕上がりです。

私がシェリー好きというのもありますが、長熟のフルーツ感に加え、シェリーであって他の要素がつぶれていない点など、
バランスという点では一歩抜きん出た、うっとりさせられるボトリングだなと感じました。
グラントいいよグラント。

今回の3本の中では、コレが個人的にNO,1ボトリング。また、それぞれの特徴を考えるなら、序盤のフルーツ感はロセス、中間とわかりやすさはグラント、余韻はリベット、
全体的にレベルが高いのはもちろんですが、3者3様に良さがあったように思います。
13周年記念ボトリング、結構なお味でございました!

そういえば、今回ばっちりとテイスティングコメントの中に”わきが”表現を入れましたが、ハテよかったかな・・・というか通じるかな。
飲みものから、人間で言えば汗なんだけど、そっち系の香りがバリバリしていたら、警戒しちゃうかな。

以前某所にて、南国系ボウモアをテイスティングした際、一緒に飲まれていた方が”わきが”だ・・・とつぶやいていたのが印象的でしたが、確かにそういうニュアンスもあるんですよねぇ。
まぁわきがや、いわゆる汗はフェロモン系ですから、本能に呼びかける香りなのかも知れません。

#グレングラント

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