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軽井沢蒸留所へ(軽井沢15年&40年等)

連休は軽井沢に行ってきたくりりんです。
「今年の夏の予定は任せた」と嫁に丸投げしたところ
なんとチョイスが軽井沢、それも軽井沢蒸留所内にある小さなルーブル美術展。
明らかにくりりんの趣味と掛けたチョイスに、旅行プランを聞かされたときは耳を疑いました。

なんせまったくウィスキーに興味のない嫁、未だにウィスキーのことをワインと言います。
加えて蒸留所に行きたいという話は、過去1度くらいしかしたことなかったんですが・・・
蒸留所だけでも驚きですが、ここでマニアックな軽井沢が出てくるとは思いもしませんでした。

そんな話があったのが1ヶ月ほど前・・・

そして7月3連休、やってきました軽井沢
私鉄に乗り換えて蒸留所最寄の御代田駅へ、御代田駅からは徒歩で蒸留所まで移動です。

広がる青空、美しく映える緑と浅間山
ここちよ・・・くない暑さ、熱さ、アツさ!!

軽井沢って避暑地ですよねぇ。照りつける日差しに、前日までの雨が祟ったかムッとする空気。
これ神奈川のほうが涼しいんでないかい、という状態です。

駅から10分ほど歩いて、軽井沢蒸留所に到着。
特徴的な緑のツタのカーテン、青い空・・・まずは小さなルーブル美術館へ。
本物2点を含む、基本的には小型化したレプリカの展示が主となる美術館ですが、
監督者のこだわりを随所に感じることができる作りで、美術品にあまり興味がないくりりんも楽しめる内容です。

写真は撮影不可でしたので、詳しくは以下URL先よりご確認ください。
http://www.mercian.co.jp/musee/exhibition/index.html

続いては蒸留所見学。

 

もはやわかりきった内容の蒸留工程説明ですが、軽井沢蒸留所の発酵槽は発酵期間の3日間
職人が寝ずの番で手動で泡切りしていたという(ホントかよw)話もきけました。

オレゴン松の発酵槽
ホントに手動で泡切りしていたの・・・?

ピート&モルト
触るなってのに、必死にさわる子供をどうにかしたかった。
親は何やってんだコラー!

軽井沢のポットスチル4機(初流2機、再流2機)
このポットスチル、台座に石炭をくべるような窓口が取り付けてあります。
あれ、確か軽井沢って石油かガスのスチーム式だよなぁ・・・と、あとでこっそり質問してみたところ
バツの悪そうに「あれはねぇ・・・後で付けたんですよ。オブジェとして」という回答。
オイオイ・・・そりゃフツーの人じゃわかんないだろうけどさw
これにはちょっと呆れました。

それにしても3連休だからか、ハイボールブームだからか、けっこー人が多かったです。蒸留棟に入りきりません。
ハイボールが火つけ役となってのウィスキーブームの再来、どういう形で広まっていくかは未だ見えませんが、
少なくとも国内ウィスキーメーカーの後押しとなってくれれば良いですね。

 

続いては貯蔵庫前、シェリーバットだったモノとと思われる樽がそこかしこに転がっています。
おそらく何度も使って、ウィスキーカスクになってしまったモノを最後にオブジェとして置いているのだと思いますが
樽を購入して”酒供養”を企画している私としては、もったいないなぁとしみじみ思ってしまいます。

おや・・・?
グレングラントの樽?1978とけっこーなビンテージ。

グラントはシーバス系列だから、樽ごと入るとしたらキリン経由だと思うんだけど
キリン所有になってからオブジェとして置かれたんでしょうか。中身はいったいどうなったのか、謎な樽だ・・・

貯蔵庫内、この貯蔵庫にある樽はおそらくすべてカラですね。ちょっと残念。
そして熟成による色づき、神秘を簡単にレクチャー受けたところで見学は終了。

お土産販売所に戻って、お約束の試飲です。

 

試飲コーナー風景と、蒸留所限定販売品のウィスキーたち。
この日はちょうどワインカスク14年の新しいストックが入荷していました。
瓶詰め日は7月14日、本当につい先日のボトリングで入荷したばかり!
ちょうど地元のBARから仕入れを依頼されていたので、すごくラッキーでした。

それにしても、、今年だけでかなりのウィスキーの数を飲みましたが、
ボトリングから1週間経たない(購入日7月18日)ボトルを入手ってのは、中々無い経験な気がします。

さて、お土産を買ったところで試飲です。今回くりりんは以下を試飲してきました。

・軽井沢17年 40度
・1994の15年
・1968の40年

通常品の17年は今更なので割愛(旧と比べてやはりシェリーの質が落ちた気がしますが)。

15年はリフィルシェリーカスクで、嫌みのないほのかなシェリー感に、ナッツやバニラ、
蜂蜜等のフレーバーがしっかり出ています。バランスがよく、爽やかささえ感じます。

40年はこれもおそらくリフィルシェリーカスクだと思いますが、透明感のあるシェリー感に、
ナッツや麦、レーズン等、シェリー感につぶされていないイキイキとしたフレーバーが感じられます。

テイスティングノートは追って詳しくまとめますが、どちらも軽井沢蒸留所の良い特徴がしっかり感じられました。
WML2010の記念ボトルも良かったですし、先日発売されたオックスファムの軽井沢2種類もなかなかの出来。
やはり良い蒸留所ですねぇ、樽もゴンザレスピアスから良い樽回してもらっていたわけですし、それだけに稼働していないのが残念でなりません。

宿泊先の送迎まで時間があったので、蒸留所内の喫茶店で一服したのち、宿泊先である宿へ。
ウィスキーブログである”深夜も営業中”、何も宿の紹介までせんでも・・・ってところなんですが、
この宿、ウィスキー好きなら押さえておきたいモノが得意な宿で、ちょっとだけ紹介です。

 

ペンション、白い雲 青い空 様

ご夫婦でやられているペンションなのですが、
ログハウス系の非常にきれいな内装で、ホテルにはないぬくもりを感じる良い宿です。

  

この宿、何が良いって”メシ”です。
メシなんていうとありきたりですが、基本手作り、地元産の野菜を中心にした料理に加えて、
お手製の燻製が楽しめる。なぜ今回アイラモルト持ってこなかったんだと、激しく悔やんだほどの味。
料理に添えられていたペパーミントまで自家栽培で、ちゃんと新芽の柔らかい部分を使っています。

 

ツマ的にただ添えられているだけではもったいないので、バーボンでもあればミントジュレップにしたのですが、
ここはちょっと潰してビールに浮かべてミントビアに。
嫌みのないさわやかなミントの香りが、ビールに意外とマッチします。

 

朝のモーニングコーヒーをテラスでいただく。木々の緑を愛で、鳥のさえずりを聞きながら
最後は宿から見える浅間山に見送られて・・・

暖かいもてなし、うまい食事、こだわりの内装。
夜はお約束の満天の星空、それでいてリーズナブルな料金、これは認定するしかw!
正直軽井沢の他の宿がどうなのか知らないので、比較もクソもないのですが、
個人的に非常に良い宿に泊まれたなと感じました。

いやー癒されました♪

それにしても、先週はいわきでモルト三昧、今週は軽井沢蒸留所、
きてますねーウィスキー一色な夏になってますw

いじょー、3連休の軽井沢をお伝えしました。
(すいません、今回かなり長かったですね・・・2つに切るべきでした^^;)

おまけ:帰りに寄った温泉。誰もいなくていい景色だったので1枚だけ失敬しました。

おまけ:軽井沢プレミアムアウトレットのフードコートにて

あぁ!こんなところにわらしさんが~!

#軽井沢

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