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NIKKA 伊達(2010年販売版)

NIKKA 伊達(2010年販売版)
43度 500ml

価格:1680円
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆

香り:宮城峡10年クラスの活性樽原酒のフレーバーが主体としてあり、
そこにシェリー系原酒の果実香、甘酸っぱさ、深みが加わってバランスの良い香りを表現している。
ナッツやバニラ、オーク、そしてややカラメル質でスウィート&ビターな麦芽風味。ややベリー感、カステラのよう。
時間とともにシェリー感が前に、微量の硫黄も…

味:クリーミーな口当り、続くはまだ若さのあるシェリー感、杏、麦感、ホワイトチョコ、
中間から樽香や硫黄感も出てくる。酒質は非常にやわらかく刺激は少ないが、口の中での広がりは比較的力がある。
余韻は口奥に穏やかなピートの渋み、やや栗、ドライでビター、どちらかといえばコーヒーも少々。

コメント:「作ろう宮城のウイスキー」企画によって、2009年度から宮城県のみで本数限定販売されている、伊達。
カフェモルトと宮城峡の原酒のみのバッティングモルトだそうだが、熟成感、酒質、価格を考えれば非常に良くできている一本で、コスパは高い。

これが僅か1680円のモルトウィスキーであるとはとても思えない。
仕様は500mlであるが、通常700mlとの比較のために価格も1.4倍したところで2352円、モルトウィスキーは何が買えますか?といったところ。
十分そのひとつ上の価格帯、3000円~4000円クラスのウィスキーと互角に戦えるように感じる。

また、1680円という価格設定は、お土産としても十分手が届く範囲だ。
ヘタに萩の月や伊達の牛タンといいつつオーストラリア産なブツを買っていくより、酒飲みには喜ばれることうけあい。

「だからニッカは儲からないんだよ」とは、コレをお土産に持っていった某行き着けBARのマスターの言葉。
ひじょーに同感です。
サービス価格も良いところ、これがS社から出ていたらいったい幾らになるか…

オススメ度は価格との兼ね合いを考慮して、☆6を進呈いたします。

#ニッカ

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