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SMSカリラ30年 1979-2010

カリラ30年
1979-2010
SMS Distillery Collection
700ml 57.6%

価格:14000円~15000円前後
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:トップノートはビターで麦質、潮やピートのニュアンス、奥に薬品臭、ややアルコール感も。
加水ではっきりとヨード香がピートの前に出てくる。時間と共に青リンゴやフルーティーさ、スモークハムやサラミも感じる。
フレーバーに厚みがあって、香りという花のつぼみが少しずつ開いていくよう。

味:甘い蜜のような口当たり、一瞬だけヨードがあった後に、ピートの薫香、焦げ臭さが出てきてドライに切れ上がっていく。
30年熟成だが、樽材由来の渋みや過度な樽香のようなものは感じない。熟成年数がもたらす素直な重厚さ。
加水でしっかりヨード系の甘さ、酸味は控えめながらベリー系の甘さ、多少粘性があるのでジャムのようにも。
舌の上に少量のスパイス。余韻はやはりピート薫香と、それ由来のビター感が口の奥に。ドライで長い。

コメント:パラディにて。ボトルは開封1週間後のモノ。
「このカリラはかなりいいよー。」とマスター、確かにいいモルト、秀逸なカリラだ。
特徴を挙げるならば“ヨード”、このボトルにはピートに負けていないしっかりしたヨード香がある。
今のアイラモルトが失いつつあるモノを持っており、ハデさは無いがアイラモルトたる仕事を口の中で淡々としてくれる。

香り、味ともに変化のあるモルトなので、出来れば1ショットで、気に入ればボトル買いして楽しむのもありな1本。
コストパフォーマンスも高い。

SMS Distillery Collectionは、先日飲んだクライヌリッシュ1982-2010も良かったし、
このカリラと同時にリリースされたマクダフも、なかなか悪くなかった。
価格もお手ごろだし、他のロングモーンやプルトニーあたりも見かけたらいってみるかな。

そして今回も写真が・・・しょんぼりなコトに。(´・ω・`)
ネットからの借用物を以下に添付しておきます。

#カリラ

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