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創立111周年(CD一挙55枚!)@ドイツ・グラモフォン。

世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽の専門レーベルがドイツ・グラモフォン
1898年12月に、円盤レコード発明者のエミール・ベルリナーがドイツ・ハノーファーで創設。

フィリップス、デッカ、EMI、米コロンビア、RCAなど、名門クラシック・レーベルのなかでも、ドイツ・グラモフォンはひとつ頭抜けた金字塔的なレーベルという印象が若い頃からあって、特別に敬意を抱いているレーベルだ。

そのドイツ・グラモフォンが発売した、CDボックス。
111 Years of Deutsche Grammophon



ドイツ・グラモフォンの創立111周年を記念した55枚組。
録音史的にも、ジャンル的にも、これ以上ない豪華なラインナップ。
オリジナルのカップリングのままに、51(うち4セットは2枚組)のベスト・セラー・アルバムを厳選。
作曲家としてはモンテヴェルディからペルトまでを含む、まさにクラシック録音のライブラリーとして類を見ない充実の内容。
指揮者ではフルトヴェングラーからドゥダメルまで、幅広い世代を代表するアーティストを網羅。

それが1万円札でオツリが来るのだから(CD1枚あたり、たったの200円!)、即決、買いでしょう!

【理由1】
21世紀の最新録音盤で、発売当時に話題を集めたにも関わらず未購入だったアルバムが入っているので、それだけでも元が取れてしまうのだ!
例えば、
ヴェネズエラ出身のマーラー指揮者、グスターボ・ドゥダメル。



中国のピアニスト、ランラン。
昨年の北京オリンピックの開会式で演奏したそうだが、テレビ生中継は見なかった!
開会式の映像では、中国国家制作の偽造CG画像が流れてたとか?(笑)
など。

【理由2】
「かぶり」率は2割以下。
予想に反して、持ているCDとかぶったのは10枚くらい。
つらつら考えると、ドイツ・グラモフォンの111年を俯瞰するという企画なので、作曲家・楽曲と演奏家は、厳選1枚ずつ。
偏っていないので、偏ったクラシック・ファン(=私)とは、かぶらなかったのだ!(爆笑)

お気に入りのフリードリッヒ・グルダが入っていないのが、残念!
・ベートーベンのピアノ・ソナタは、エミール・ギレリス。(グルダはアマディオ録音だったかも?)
・モーツァルトのピアノ協奏曲は、選曲から外れてしまって。(涙)
・ドビュッシーのピアノ曲は、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ。(名演。かぶりました!=笑)



出番がなかった?
ビバ、グルダ!



されど、CD55枚。
ああ、深秋の夜長の楽しみが届いた。
ウイスキーを啜りながら、さて、今宵は何を聴くことにしようか?

#音を楽しむ!

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