大黒葡萄酒(オーシャン)創業の地、山梨県甲州市の宮光園は、
・宮崎光太郎(以下、敬称略)の私邸と併設された第一醸造所
・第二醸造所
・観光ぶどう園
の総称である。
写真は、南門(私邸主門)と白い蔵(第一醸造所の一部)。
南門奥(写真の左手)にある主屋は修復工事中だった。
南門に掲げられた大黒天印 甲斐産葡萄酒の文字。
主屋裏手にある煉瓦造りの煙突。
半地下式のブランデー蒸溜所とのこと。
第一醸造所と細い道路を隔てて向かいに建つ第二醸造所(ワイン資料館)。
第二醸造所横にある宮崎光太郎の像。
以前、観光ぶどう園があったところ。
観光ぶどう園跡地の一角に小さな社があり、
甲斐祝村下岩崎
宮光園主 松本三良 建立
の文字。
松本三良(さぶろう)は、宮崎光太郎の娘婿である。
宮崎光太郎は、早くから東京へ住居を移して、東京工場(一時は本社も置いた)の敷地内に建てた私邸に住んでいた。
宮崎が販売、松本が製造という役割分担だったことを窺わせる石碑である。
のちに「東京工場」の項で述べるように、松本は大黒葡萄酒の経営に大きく係わった、宮崎の右腕というべき人物であった。
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