先月、テイスティングの勉強会に参加しました。その様子と、今度は煙の飲み比べをやってみたいですね、という話を、とあるBarのマスターに伝えていたところ、先日、そのBarに行って、何かお勧めありますか?と聞いたら、こんなボトルが出てきました。
・オクトモア2.2 Orpheus
・アードベッグ Supernova
超煙対決です。
とはいうものの、どちらも香りはそれほどきついピートではなく(これを言うと、これがキツく感じないということは、根本的な感覚が違うのでは、とバーテンさんに苦笑されましたが(^_^;))、パフューム香というのか石鹸の香り。
味わいは、さすがにオクトモアの方が、ぐっとへピーに煙の硝煙くさい味が広がるのですが、どちらも、それなりにピートがきついため、ピートそのものの質の違いより、ピートを除いた味の違いがクリアに感じました。
オクトモアであれば、シェリーカスクのビターチョコレートのような甘い味。
アードベッグは、麦の甘い味。
煙で煙を取り除いて、生の味を感じる、という方法、これはこれでありだな、と思いました。
続いては未開栓ボトルに挑戦。マスターは私のツボ(笑)を心得てらっしゃいます。
・ブルイックラディ12年 Second Edition
・ブルイックラディ Classic
・ブルイックラディ10年
上二つが未開栓。下は、ラスト1杯の状態でした。
これも、最初に飲んでいれば多少なりとピートの香りや味を感じたのでしょうが、いかんせん、オクトモア後。12年は洋ナシや青リンゴ系の果実の香りと味わい。開栓直後でこれだけ香りが出ていたら、開いてきたらもっと華やかになるのかなあ、と期待を感じました。Classicも、味の系統はさほど変わらないように感じましたが、少し硬さが残っていました。比較で飲んだ10年は、少し枯れてしまって、オイリーなべたつきだけが印象に残った感じでした。
最近やや暴走気味に飲んでいたので、久々にじっくり味わって飲むことができた、楽しいテイスティングでした。
#Bar訪問記