★キナ・マルティニ　1970年代流通品

 
南アメリカのアンデス山脈に自生するアカネ科キナ属の薬用樹木。
樹皮から得られたキニーネは熱病の特効薬として知られています。
インカ人はその樹皮を病に用いていたそうです。

 
★キナ独特の甘く焦がしたようなスパイシーな香。
口に含むと、甘く濃厚なテクスチャーからキナの香りと苦みのハーモニーがまとわりついてきます。
軽い苦みと甘さにキナが香る長い余韻。
 
行ったことはないのですが・・なぜか熱帯アマゾンを想起させる風味。
「トーテム」という言葉がよぎり、レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」が。
この香りは、隠れていた静かな野性感を呼び戻す。
「冒険家」になった気分、の一杯。すてきな体験です。
 
★シガー、チョコレートともすごく良いです。