ドンナの小さな展示コーナー≪書棚画廊≫

Bar【ドンナ・セルヴァーティカ】の美術部です。

関東にも春一番が吹き抜けてカレンダーはもう3月。
我が家の小さなリンゴの木も蕾がふくらんで、花咲く準備をしています。 
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

第22回展示　(2013.2/2〜）
テーマ【出久根育さんの絵本 #1】

今回は私の大好きな作家の絵本をご紹介いたします。

出久根育(でくね・いく)さんは、
2003年に児童書の分野で最も権威のある賞のひとつ、
ブラティスラヴァ世界絵本原画展のグランプリを受賞された、
世界的にご活躍されている作家です。

東京のご出身ですが、
2002年からプラハに生活と制作の場を移されました。
プラハの街の周囲にはスケールの大きな自然が多く、
四季を通じて美しく豊かな自然を体感できる環境で、
出久根さんの深い味わいの作品は生まれるのです。

●『マーシャと白い鳥』（2005）
文・絵：出久根育／再話：ミハイル・ブラートフ
(2006日本絵本大賞受賞作品)

●『十二の月たち』（2008）
文・絵：出久根育／再話：ボジェナ・ニェムツォヴァー

ページをめくるごとに幻想的で美しい物語が広がります。
自然の描写や、色の重なりよって生まれる深く豊かな色彩。
その詩的な表現は出久根育さんならではの世界です。

新しい出会いの季節はもうすぐですね。
ドンナでは、お酒とチョコレートのマリアージュをご提案。
お口に広がる新しい出会いの味わいを、ぜひ楽しんでみてください。