以前にインドの叙事詩マハーバーラタに興味があると書きましたが、実際に読もうとすると長い!
ちくま学芸文庫で少なくとも7巻(以下続刊)。
無理。(/_;),
それもそのはず、イリアス、オデュッセイアを優に超える世界最大級の叙事詩だそうです。
もっと手軽に読める本を求め、著名な神話をピックアップした本を選択しました。
『インド神話 マハーバーラタの神々』上村勝彦 著 ちくま学芸文庫 刊
文庫で1冊です。
これなら日印交流年のうちに読めそうです。
実際に読んでみたところ、非常に面白いんですよ!
シウ゛ァ、ウ゛ィシュヌ等の有名な神々は、実はどんな神なのか。
梵天(ブラーフマン)とシウ゛ァらとの関係は。
疑問に思っていたことがするすると解けていきます。
また、インド神話ではは苦行が非常に重要視されていたり、神々であれ戦士階級の者は人間の聖者を殺すと罪になるなど、今に続く思想の起源も見えます。
前者はヨガの起源、後者はカースト制の起源でしょうか。
(カースト制は、今は撤廃されましたね。実際のところはどうかわかりませんが。。。)
なんであれ知識を得るということは、自分の世界を広げるということですね。
いままで、インド料理店の派手な壁掛けにしか見えなかったものが、あるストーリーを描いたものだとわかるようになる。
非常にエキサイティングです。
話を強引にモルトに繋げます。
モルトも、ただのビンにしか見えなかったものが、いろいろ味わっているうちに、飲んだことのないボトルまで味わいを想像して楽しめるようにまでなる。
(そして飲みたくなる)
私も以前はバックバーを見ても、ビンがたくさんあるなあ、程度の感想しか無かったですが、いまではボトルを見て何を飲もうか想像を巡らせて楽しむことができます。
モルトは味わいの魅力と共に知的好奇心まで刺激する、厄介なやつだなあ・・・と思った次第です。
#本の話