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Wolfstone – Terra Firma

動画はおちゃらけ映像やリハーサルなどなどです。
6分50前後から「Davie”s Last Reel」、7分30前後から「Clueless」、
8分30前後から「Psycho Woman」と続きます。 ん~これぞWolfstone! Yeaaaah!!!!!
因みに冒頭で雄叫びを上げているのは、6弦ベースを操る「Colin Cunningham」です。
本作から正式メンバーとして参加しております。

1. Back Home
2. Break Yer Bass Drone Again
3. These Are The Days
4. The Bloody Bouzouki
5. Paella Grande
6. Put Me Together
7. Falun Fine
8. Waiting For The Rain
9. Broken Levee
10. By The Wayside
11. 3 Am In Edradour
12. The List

スコティッシュ・ロックの最高峰! と勝手に思っているバンド『Wolfstone』です。
「Terra Firma」は」2007年リリースの10作目で、現時点での最新作です。

メンバー
Duncan Chisholm : Fiddle
Stuart Eaglesham : Acoustic Guitar
Stevie Saint : Pipe,Whistles
Ross Hamilton : Vocals,Electric Guitar
Colin Cunningham : Bass
Alyn Cosker : Drums

サポート
Jarlath Henderson : Uilleann Pipes(Tracks 3.7.9.12)
Ross Ainslie : Whistle(Track 4)
Aidan O”rourke : Fiddle(Track 7)
Brian McNeill : Programming

このアルバムは衝撃の問題作?です。(大袈裟です)
え~ 私の場合CDを買うと、先ず3~4回くらい何の情報も入れずに聴きます。
がっ! このアルバムに関しては1度聴き終えた後に詳細を見てしまいました。
何故かと言いますと・・・

ボーカルが~!曲がぁ~!!ぬうぉぉ~ イーリアン・パイプ~!!!え~~?

てな感じでした・・・

ん~ そら~ たまげましたわ。 イーリアン・パイプですよ!イーリアン!!
『Wolfstone』=『Highland Pipe』と思っていた私にはド級の衝撃でした。

1. Back Home
Ross Hamiltonのペンによる歌物です。このRoss君はハッキリ言って歌えます!抜群の歌唱力です!ですが声質が影響しているのか?とてもアメリカ~ンな感じです。曲はとても良いと思いますが、ん?Wolfstone?と思ってしまうのは私だけでしょうか?
因みにWolfstoneのアルバムで歌物から入るのは珍しいです。
本作と傑作「Year of the dog」のみです。

2. Break Yer Bass Drone Again
最近メキメキと頭角を表しているRoss Ainslieによる一曲です。動画の左の人です。
Duncanの流れるようなフィドルが心地の好いナンバーです。
因みに現在、”Ross Ainslie”は”Jarlath Henderson”とコンビを組んでまして、
「Partners In Crime」というアルバムをリリースしております。このアルバムにも同曲が納められております。こちらのバージョンも中々のものですよ。

3. These Are The Days
『Wolfstone』初!のイーリアン・パイプにビックリした歌物です。
ここでもRoss君が本領を発揮しております。パンキッシュともいえるギターが炸裂します。
終盤のイーリアン・パイプとハイランド・パイプのダブル・パイプが私的には聴き所ですかね。

4. The Bloody Bouzouki
前半は「Ben-y-Vrackie」。とても優雅で美しいDuncanのフィドルを堪能出来ます。
後半が「The Bloody Bouzouki」。やっとここで力強いHighland Pipeが登場です。
ファンキーなリフを刻むギターとパイプが疾走する名曲です。

5. Paella Grande
「The Reel Mackay Wedding」と「Paella Grande」の2曲組です。
どちらともDuncanのフィドルがメインです。ファンキーなギターとフィドルが格好良い一曲です。

6. Put Me Together
Ross Hamiltonのペンによるパワー・バラード。
彼の歌唱力の高さを再確認できます。ですがやっぱりアメリカ~ン。曲は良いのですがね~

7. Falun Fine
「Asturian Way」と「Falun Fine」の2曲組です。「Asturian Way」は”Flook”の
Brian Finnegan、「Falun Fine」はAidan O”Rourkeによる曲。
ロックの持つエネルギッシュなパワーを注入した名曲です!
特に「Falun Fine」は出色の出来栄え!AidanとDuncanのWフィドル、そこにJarlathのイーリアン・パイプが絡んできます。疾走感溢れる見事なナンバーに仕上がっております。
原曲もとても良い曲なのでそちらも是非聴いて頂きたいです。

8. Waiting For The Rain
Ross Hamiltonのペンによる歌物。
曲は悪くはありませんが、ギターがU2のThe Edgeっぽいです。

9. Broken Levee
Ross AinslieとRoss Hamiltonの共作です。
Jarlathのイーリアン・パイプがメインです。Jarlathのパイピングは素晴らしいです!
オープン・スタイルの演奏で、レギュレイターをかませない実に心地の好いサウンドを聴かせてくれます。ますます今後の活躍が気になるパイパーの1人ですね。

10. By The Wayside
Duncan Chisholmの曲です。やっとリーダー来ましたよ。
曲調はサビで明るくなりきれない、いかにもブリット・ロックといった感じでしょうかね?
Ross君のボーカルとギターがメインですね。
私的には最後の盛り上がりのSmall Pipeが聴き所です。

11. 3 Am In Edradour
Stevie Saintによる1曲。
熱いHighland Pipeを堪能出来る名曲です。これだよなぁ~

12. The List
最後はJarlath Hendersonの曲です。
この「The List」は前曲「3 Am In Edradour」とタイム・ラグを置かずに曲が始まります。
Highland Pipe VS Uilleann Pipeといった感じでしょうか?
ここで聴けるJarlathの演奏は素晴らしく熱いものです。攻撃的なギターのリフと力強いドラムと堂々と渡りあっています。ん~ やるな・・・

本作について「新メンバーの若きエナジーとドライヴ感を注入した」とDuncanは言ってます。
確かに言う通りです。明らかに新メンバー3人と、サポートの将来を有望視されている若手ミュージシャン達がメインです。おっちゃん3人はほぼ陰に隠れていると言っていいアルバムです。
因みに彼らのMyspaceでは、問題(大袈裟)の2曲とこれぞ『Wolfstone!』の
「3 Am In Edradour」が試聴できます。

え~ 長文になりましたが最後に出色の出来栄えの一曲をどうぞ。

#Wolfstone

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