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キャンベルタウンロッホ21年

普段はアイリッシュウイスキーかカナディアンウイスキーしか飲まない二人が、その日は何故か「スキャパが飲みたい」と言い出し、そのスキャパの旨さに魅せられてガブ飲みしてました。 世の中にはまだ飲んだことの無い美味しいウイスキーが山ほどあるのです。 スプリングバンクなどはバーテンダーやウイスキー通には銘酒としてよく知られていますが、一般的には知名度の低い酒ではないでしょうか。 しかし、その実力は・・・私の駄文では表せないほど素晴らしい蒸留所です。

バックバーのローテーションをしてたら気になった“キャンベルタウンロッホ21年”です。 後ろの方に隠れてました。
“キャンベルタウンロッホ21年”はそのスプリングバンク蒸留所のスペシャルブレンドとしてリリースされたブレンデッドウイスキーです。ウイスキー業界で40年以上のキャリアを持つマネージャーのフランク・マッカーディー氏が、納得のいくモルトが入手できた時のみ作られる究極の限定品です。
使用されているモルトはスプリングバンクをメインにアードモア、トマーチン、コンバルモアなど、ほとんどが26年以上熟成された極上品です。(最低でも21年以上)
モルトの含有率は60%以上でグレーンウイスキーにも厳選された長熟グレーンウイスキーをブレンドしています。

“キャンベルタウンロッホ21年” CAMPBELTOWN LOCH aged21years

スプリングバンク蒸留所
スプリングバンク蒸留所はスコットランドの西、大西洋に向かって突き出たキンタイア半島の先端に位置し、グレン・スコシアと2004年に復活したグレンガイルの三つしか残っていないキャンベルタウンモルトのひとつです。
キャンベルタウンがウイスキーの街として栄えたのは、100年以上も前のことです。最盛期には30以上もの蒸溜所がひしめき合い、世界的なウイスキーの中心地でありました。今日ではわずかに3つの蒸溜所しか残っておりません。
スプリングバンク蒸留所は1828年にレイド家により創業されましたが、1837年にミッシェル家が買収。以来同家がスコットランドでは珍しい独立資本で運営しています。
また、創業以来スプリングバンクが一貫して守り続けてきたこだわりの製法があります。全ての麦芽は100%自家製麦(フロアモルティング)を行い、初溜釜は石炭での直焚き、2回半の蒸留と最良の樽使用での熟成。瓶詰めの際は冷却ろ過を施さず、殆んどのアルコール度数を46%としています。(100プルーフ(57%)10年ものが有り)
なお自社でボトリング(瓶詰め)施設を持ち、ボトリングをしているのは、今ではスペイサイドのグレンフィディック蒸留所とこのスプリングバンク蒸留所の二つとなってしまいました。

#酒

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