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期待してしまいます。。。。

ボトラーズ(瓶詰業者)キングスバリー社“ニュー・ケルティック”のマッカラン第二弾です。 第一弾を買おうか買うまいか悩んでいるうちに第二弾がリリースされてしまいました。

マッカランといえば世界中のウイスキーファンに愛され、評論家の評価も非常に高く、まさに人気・実力ともトップレベルにあるシングルモルトです。

シングルモルトよりバーボンウイスキーが人気だった1985年頃、バーテンダーになりたての私は周りに合わせてバーボンウイスキーを楽しみつつも興味はシングルモルトに向いていました。(天の邪鬼ですから・・・) その頃の“グレンフィディック”、“グレンリヴェット”、“グレンファークラス”などと並んで『こりゃ~うめぇ!』と楽しんでいたのがマッカランでした。
当時はこんな人気銘柄になるとは思いもしなかったです。

当時、給料をもらったらサントリー・ジガーバー『クリフォードクラブ』にマッカラン25年を1杯だけ飲みに行っていたのを思い出します。(今では考えられない値段でした。)今では滅多に飲める金額ではありません。

最近ですが、運良く古いマッカラン12年、18年のオフィシャルボトルを入手することができ、昔のマッカランを楽しんでいます。 やっぱり慣れ親しんだラベル、ボトルには愛着が湧きます。(ニューデザインが悪いわけではありません!)

オールドボトルもいいのですが、ボトラーズ物のマッカランで“バカうま”と驚愕してしまうような物があれば・・・と今回も発作的に買ってしまったのです。(バーボン樽熟成だけど、これはこれで当たりでありますように!)

キングスバリー・ニューケルティックシリーズ
マッカラン1986
蒸留年:1986年   瓶詰年:2007年   20年熟成
アルコール度数:55,1%
熟成樽:ホッグスヘッド(バーボン)
ボトル№153/239本

◆ マッカラン蒸留所 THE MACALLAN ◆
蒸留所の正式な創業は1824年ですが、それ以前から農家の副業としてウイスキーの蒸留は行われていました。

現在でも伝統的な製法を続けるマッカランは原料の大麦も生産量が著しく少なくなっているゴールデン・プロミス種を使いつづけています。多くの蒸留所が生産効率のよい新種を使っています。

そして、熟成樽はスペインのオロロソ・シェリーを作った後のシェリー樽にこだわりつづけています。 マッカランの実力が世の中に認められるようになると、その名声にあやかろうと多くの蒸留所がシェリー樽を使ったため樽が不足する事態になりました。
しかし、1976年頃にはスパニッシュオークを使った新樽を自ら作り、スペインのシェリー酒醸造会社に無料で提供、2~3年のシェリー熟成後に樽をスコットランドに運び込み、樽の安定確保に成功しているのです。

ポットスティル(蒸留器)はスペイサイド地区では最小。 これもマッカランの味わいに大きく影響しています。

マッカランは長い間“ザ・フェイマスグラウス”などのブレンデッド・ウイスキーのトップドレッシングとしてブレンダー達の間から絶賛を受けていました。
1968年から1969年頃からマッカランはシングルモルトが今後の会社の将来を握ると判断したのです。以来マッカランはシングルモルトとして世界的に賞賛を受け“シングルモルトのロールスロイス”と呼ばれるようになったのです。

◆ キングスバリー社 Kingsbury”s ◆
ロンドンに本拠を構える。元イーグルサムという会社名でキングスバリー(Kingsbury”s)シリーズを発売している。社名もそれにならいキングスバリーと改称され、本拠地もキャンベルタウンからアバディーン、そしてロンドンへ移された。

ケルティックシリーズはキングスバリー社が「オリジナリティ」をテーマに樽を厳選し、シングルカスクで瓶詰したものです。

#酒

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