MENU

ローズバンク1991。

わき腹を傷めている若造です。

七夕祭りも終わり、すぐに盆ですね。クラナドはお盆も通常通り営業いたします。懐かしいお客さまに会えるチャンスですので。

気になるアノコを入荷。

ローズバンク19年1991ウイスキーエクスチェンジギリシャ文字ラベル56.6%

出ましたいい思い出しかないウイスキーエクスチェンジのローズバンク。

個人的には今飲むべきモルトの筆頭です。

ローズバンクは1993年に閉鎖されており、残されたストックのみしかこれから出荷されることはありません。

閉鎖蒸留所で有名どころといえば、ポートエレンやブローラなどが有名ですがこれらは1983年に閉鎖されております。しかしローズバンクが今飲むべきモルトと言ったのは単に閉鎖されているからだけではありません。

この蒸留所の特徴といえばローランド伝統の3回蒸留。

通常の2回蒸留に比べ高いアルコールが抽出されることになり、酒質はもちろんそれにともないクリーンでピュアになります。ローランドモルトが没個性的だと言われることもありますが、伝統なのでそれがアイデンティティ。

アイラの破壊力やスペイサイドのふくよかさとは違った良さがあります。特にキレと儚い余韻。

それと同時に樽の影響を受けやすく、熟成が早いとも言われます。

ずばり今飲むべきモルトと言った理由は15~20年程度の熟成のローズバンクが飲みたいから。

ローズバンク蒸留所の閉鎖から18年経過しましたが、もしファイナルヴィンテージがリリースされたら、あと2年も経てば20年ものになってしまいます。

閉鎖から28年経過したポートエレンやブローラなどは熟成に耐えうる強靭な肉体を持っているので、40年ものでも飲んでみたいなぁと思いますが、ローズバンクはそうもいかない気がしています。つまり30年もののローズバンクは過熟である可能性が高いと思うのです。樽の味ばかりで酒本来の個性が反映されない恐れがあると思うのです。

私はこの蒸留所のキレと儚い余韻が大好きなので、中熟のうちにたっぷり飲んでおきたいと思うのですよ。
長熟が出ても買いますけど。笑

ちなみにボトルデータは
蒸留:1991年6月1日
ボトリング:2011年3月31日
カスクタイプ:バーボンバレル
ボトリング総数:203本

となっております。
バーボンバレルは180L程度なので、180L-700ml×203本=37900mlほど、「天使の分け前」と言われる蒸発が起きていることになります。消費税程度天使に貢いでますの。

久しぶりにまともにモルトのこと書きました。笑

味見しましたけどうまいっすよ~。是非是非お試しくださいまし。

それとブログサイトがリニューアルされ、当ブログの右側の「最新リリース」なる項目にモルトがスライドされておりますが、当店新入荷情報とは全く関係ありません。どうやったら消せるんだろう~。

#ウイスキー

この記事を書いた人