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吟味の末

自分用の耳掻きを無くし、小鉄君用の耳掻きを髪契られたので、買いに行ったら犬用は意外と高くて自分のが買えなかった泣ける親造です。

当店の水、チェイサーは「ボルヴィック」です。

最近よく聞かれるので、一度お答えしておこうと。

今まで、ディーサイドや、グレンリベットウォーターなど、スコッチに合うとされるものも使ってきました。

でも行き着いたのがボルヴィックです。

基本的にウイスキーに合うのは軟水とされます。

簡単に言うと、マグネシウムとカルシウムが少ない水です。

硬水の代表はコントレックス(超硬水)、エビアン(硬水)などです。

軟水だとディーサイド、そしてこのボルヴィックなどです。

でも、軟らかければ軟らかい程いいかと言ったら少し違う気がします。

アメリカンなんかは基本的に硬水で仕込まれますし、スコッチでもグレンモーレンジやストラスアイラ、グレンリベット、グレンキンチーなどの有名銘柄の仕込み水は硬水〜中硬水です。
仕込み水が違うと肌に染みる水はぐっと変わります。
水の硬度を求める公式である、(カルシウム×2.5)+(マグネシウム×4.1)に当てはめると、ボルヴィックは硬度60くらいのまぁまぁな軟水になります。

このくらいが、色んなウイスキーにオールマイティーに対応できるラインやと思います。

そして更には硬度だけでなく、PH値が水の味に結構な違いを生み出している気がします。

以前色んな水を飲み比べした時に、硬度は同じくらいなのに、味に著しく違いがあるものがありました。

その時のPH値には2以上の違いがありました。

ちなみにボルヴィックは7の中性です。

そんなこんなで、当店は吟味の結果、この水になったのです。

#Bar CLANNAD

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