店以外の場所で困ることはないのだが、一人しかいない店でお客様がいらっしゃる時にはトイレに行くタイミングが難しい。
どうにもならないほどせっぱ詰まっていたら、漏らすわけにはいかないので、何はなくとも走っていくしかない。
常連さんだけの時は、さほど気にすることなく”ちょっとごめん”ぐらいで済む。
お一人で見えた常連でないお客様が重なっている場合は、タイミングを計るのが難しい。
タイミングを見て今だと思った瞬間にお客様が入ってきたりすると、これまた焦る。サービスしてからでないとトイレには行けないし、サービスしてすぐにトイレに駆け込む図も頂けない。
トイレの中から”いらっしゃいませ”もいけてない。
こればかりは自然の摂理であり、自分でコントロールすることは難しい。
いつどんなお客様が見えるかは、神のみぞ知る世界である。
店にいる7~8時間のうちに1回か2回のことなのだが、家を出るときにトイレに行く習慣があり、ちょうど10時頃にもよおす事が多い。バーにとってはゴールデンタイムである。
電信柱を見るたびに”ワン”と吠えるのもいい手かも知れない。
店には電信柱はないから。
#徒然なるままに