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もてもて

 ジェームスボンドなみに美女に囲まれている夢で目覚めた。
 ベッドの横を見るが、当然もぬけの殻。
 何がこんな夢をもたらしてくれたのかは不明だが、気分の良い目覚めである。

 日頃夢を覚えていることはほとんど無い。
 見たというかすかな記憶がある日もあるが、良い夢だったか悪い夢だったかすら分からない。
 目を開けている時も寝ているようなものなので、夢もぼんやりしているのだろうか。

 夢にしろ、美女に囲まれて嬉しくないわけはない。
 たまに店でも女性のお客様だけがカウンターに連なっている事もあるが、囲まれているという気分ではない。
 シャイな私など、何を話題にするかをアタフタしながら接客している。
 ベロベロのおっさんを相手にする方がまだやりやすいかも。

 もうこの年になると、うら若き女性からもてることはなさそうである。
 もう一回ベッドに潜り込もうかな?
 

#徒然なるままに

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