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Mr.ダンカン&Mr.マークを囲む会 報告

このブログを見て参加してくださった方が5名。開催初日の会場で声を掛けた方が4名(一人は仕事の都合で二次会から参加)。うちのバーテンダーを含めた13名のオフ会となった。

 当初、こんなに集まって下さるなどとは予想もしていなかったので、飛込みで焼き鳥屋に行く予定にしていた。が、予定していた店のサイズとメンバーのサイズを考え合わせると、どう見ても無理。

 急遽、無理の利く「フラミンゴ」という最近オープンされたお好み焼き屋さんに場所を変更。うちの店のお隣の二階。気さくなご夫婦がやっておられる店で、リーズナブルなのが嬉しい。うちの店から出前を頼んだこともある。(いつも無理を言ってゴメンナサイ)

 ダンカンさんもマークさんもお好み焼きは初めてとのことである。これは好都合ということで即決定。たまたま(ではないような気もするが・・・)うちの店にはお客さんがいなかったので、一時閉店してバーテンダーも参加。なにせ突然振って沸いたような騒ぎが、たった二人の店で巻き起こるのだから、ドリンクのサービスぐらいはこちらでした方が手っ取り早い。プロの?バーテンダーが二人もいるのだから。勝手知ったる他人のお店は、その点非常に便利である。


 焼きそばにお好み焼き、鉄板焼きと次から次へ。お好み焼き屋さんにナイフ&フォークが用意されているはずもなく、マークさんの手元に注目が集まる。
「上手になったよ」
と当人は言うのだが・・・
 去年よりは大分に上手にはなっていたが、幼稚園児の年長さんぐらいかな?
 日本を初めて訪れて3年目だったらこんなもんであろう。

 まずは焼きそば。鉄板の上に4人前。ヨーロッパでは一つのものを取り分ける場合、給仕がやるか、もてなした側の仕事である。勝手に箸が伸びてくることはありえない。自分で自分の食べたいものを、自分用の小皿に移して食べるという文化は、非常にアジア的である。ダンカンさんとマークさんの横には、美女?がひとりづつ付いて、彼らの取り皿にサービスしてくれた。これが日本のスタイルであることを説明。なんとなくではあるが、納得してくれたようである。

 非常に上品に取り分けて下さったので、焼きそばの上に紅生姜がチョコンと乗っている。あんなに毒々しい色をした食べ物は、ヨーロッパではデザートの時ぐらいしかお目に掛からない。二人とも???で眺めているので、
「Red Ginger]
と訳してみた。辛いのかと聞かれたのには誰かが、
「sour]
と説明してくれた。酸っぱい食べ物かな?
 べつに毒が入っているわけでもないので、食べれば分かるさ。感想はまだ聞けていない。


 次に出てきたのが、お好み焼き。このスタイルの食べ物をヨーロッパで見かけることはほとんどない。どんなものかを、参加者がよってたかってなんとか説明。コテできって食べるのだが、このコテもあまりポピュラーな道具ではない。日本ほど食文化はすごいのだ。


 この頃になると、あっちゃこっちゃで色々な会話が飛び交い、把握し切れていない。参加者の顔には常に明るく、笑みが絶えなかった。たまに大声で
「○○って、どう説明したらええの」
と声が掛かると、全員がああでもない、こうでもないとなんとか説明。細かいところまでは伝わらなかったかもしれないが、大筋ではOK。「細かいことは気にしない。大きなことは分からない。」というのを実践した形となった。

 参加者の中にはスコットランドに行って来られた方も大勢いらっしゃるが、私を含め、さぞ珍道中をしてこられたであろう事が想像できるくらいの英語力でも、ゲストのお二人と楽しい時間を過ごせた。出てくるものはどんどん消化され、ビールに焼酎にじゃんじゃん飲んで、大阪の下町の楽しい夜はふけていった。

 あれほど、食前酒の飲み過ぎに注意するように言っておいたのに、集合場所に私が憑いた7時にはすでに赤ら顔の人も。その後あれだけ飲んで、二次会が階段を下りた隣のバーで繰り広げられた。(その様子は明日にでもアップする予定。)

 さすがウスケバパワー。参加者の肝臓の悲鳴がシンフォニーとなっているように思える一夜の前半であった。

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