あまり酒に詳しくないお客さんに、ウイスキーとブランデーの違いについて、「ビールを蒸留したらウイスキーで、ワインを蒸留したらブランデー」と説明したら、納得して帰っていかれた。
このサイトを覗こうという、酒飲みの方々には、こんな説明では誰も満足してもらえないことは、重々承知しているつもりである。
ビールに関してはWHOが、要約すると「麦芽とホップのみを原料とした発泡性のある醸造酒」という定義をしている。一応、これが世界標準といえる。しかし、ウイスキーに関しての定義は、探してみたが見当たらない。
ウイスキーに関しては、イギリスはイギリス、アメリカはアメリカ、というように生産国ごとに勝手に、法律で規制している。5大ウイスキー全てウイスキーの定義が違う。日本の場合は、酒税法第3条に明記されているので、知りたい方はそちらを見てネ。(日本語とは思えない上、ウイスキーの説明じゃないよこれじゃ。)
こうなると、「スコッチウイスキーは」とか、「×××ウイスキーは」とか、一々×××を付けないと語れないのだ。材料・糖化方法・発酵過程・蒸留方法・・・・・見事に×××ごとに異なるではないか。
しかたがないので、全てのウイスキーに共通する項目を拾い上げてると、ウイスキーとは
「穀物を原料とした蒸留酒で、木の樽で熟成させたもの」
という結果になった。
これだと、「百年の孤独」や「夢想仙楽」などの、シェリー樽熟成の焼酎の行方は・・・
ウイスキーの仲間入り?
やっぱり
ウイスキーって何?
#ウイスキー