バーのカウンターの中にいるのだから、お客様はプロのバーテンダーが立っていると考える。それに応えるように努力している。たぶんしている。しているのかな?(これに関する常連のお客様のコメントは自動的に消去されます。)
まじめに試飲会には出掛けるし、知らない酒が他所のバーにあると聞けば飲みに行くし、業界の人達からの情報は素直に受け入れる。(ただで飲める酒は見逃さず、飲みたいときは金を払ってでも飲み、試供品に目がない。とは訳さないように。)
どんな職業であってもプロは存在する。丁稚・手代・番頭・若旦那・大旦那というアマチュアからプロへの図式は、昔からある。ツバス・ハマチ・メジロ・ブリとか、フッコ・セイゴ・ハネ・スズキとかいうような出世は、なにもしなくてもできるが。
フリーのライターから、突然バーを創めた私はどうなるのか?開店してから二ヶ月が過ぎてから、約三ヶ月弟子入りした。北新地の樽というバーの和田さんが、バーテンダー養成講座を開いておられることを知ったからだ。昼間に3時間みっちり、講義と実習を受けた。不肖の弟子の筆頭だったことは、間違いはないはず。
だからプロになれたとは思っていない。丁稚が丁稚頭に出世した程度だった。その後は、お客様に育てられた。基本なしではできないが、数をこなすのも重要なファクターであろう。酒だけに限らず、会話も。自分の知識の貧困さにも気づかされた。(つぶれそうな店になるはずだ)
どう、どれだけ努力するかは置いといて、何らかの努力はしていこうと思っている。だって
お客様から1円でも頂いた時点でプロ
なのだから。
#バーテンダー