ホットドッグに真正面から取り組んではいけない。
そうすると噛むたびに中のソーセージは、自分から遠ざかっていく。最後は向こう側へ押し出されてしまう。
ホットドッグの本場と言えば、なんといってもアメリカである。公園や駅前で売っているのは、パンとソーセージのみを挟んだ状態で渡される事が多い。オニオンとピクルスは自由にトッピングしてもいいのだ。マスタードとケチャップも自分で好きなだけ使っていいのだ。というよりは、面倒くさがりやさんのホットドッグ売りが多いのだ。
オーストラリアでもアメリカと同じタイプであった。
ドイツの場合は、パンにザワークラフとを敷いた上にフランクフルトが乗ってくる。マスタードとケチャップもかかった状態で渡されることが多かった。
ここで、プチうんちくを。
ソーセージは羊の腸に、鳥獣類の挽肉などを塩や香辛料で味付けした物を、詰めて作った物。最近は人工的に腸の代わりとなるチューブを使うので、直径20?未満の物太さという規則がある。
フランクフルトは豚の腸に詰めた物で、20?〜36?の太さの物を指す。
36?以上はボロニアソーセージと呼ぶ。
そこで正しい食べ方を。
1.ギュッとパン全体を握りしめる。
2.ホットドッグ全体を右または左30°斜めに構える。
3.出来る限り大きく口を開け、ホットドッグを口に入れる。このとき口から迎えに行ってはいけない。
4.素早く鋭くかみ切る。
5.後はのどに詰まらないように美味しく頂く。
左手にホットドッグ、右手にはなんといっても缶ビールが私のスタイル。
アメリカ人は右手にコーラがなんといっても多かった。
#フード