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復活の呪文

 タプローズが売り切れて、5月中には入荷するようだが、何らかの手を打つ必要がある。

 第1案は、オリジナルブレンドを作るというものであった。
 これは5周年記念の時に実験済みなので、ある程度の要領は分かっているのだが、最低でも樽に詰めてから1ヶ月は置きたい。本来なら2ヶ月熟成さたいところである。となると今から作っても、販売できる頃にはタプローズが入ってくる。店に樽を2つも並べたら、お客様の座るスペースが無くなる。
 ということで却下。
 
 第2案は、売り切れたまま入荷を待つとういものであった。
 しかし、リーズナブルな酒が無い状態が続く訳で、ちょっと酔い足りないときの1杯が無い。
 閑古鳥はオーダーしないのだが、お客様の立場で考えると何かは必要な気がしてならない。
 ということで却下。

 第3案は、タプローズの代わりになる酒を探すというものであった。
 しかし、あの値段であの味を出してくれるウイスキーに、思い当たる物がない。
 何軒かの酒屋を覗いてはみたものの、やはり見つからない。
 トリスのジャンボボトルでも置いてみるかというヤケクソ的発想まで出てきたのだが、あまりにあまり。
 ということで却下。

 オフィシャル一掃大作戦からの撤退を決定。
 5種類のオフィシャル10Y〜12Yに、復活の呪文を唱えることに。
 明日か、明後日か、その後かは別にして、カウンターの真ん中に見慣れたボトル達が並ぶであろう。
 

 ついでにコアントローも・・・(爆)

#店から

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