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「牛乳神話」って言葉があるんですよ

現実問題としての社会のひずみ~「不足」と「過剰」

僕らの暮らしの中では、様々な経済活動がある。
この社会では、そうすることによって殆どの人の生活が成り立っている。
「構造不況」という言葉があったように、起こっている矛盾はただ一つのことが原因であることは少ない。

以前、興味を持った「生乳廃棄」のこと。
僕は流通業界に長くいた。
どうしても、産業として「畜産」の現実を見てしまう。
その業界に従事する人達はどうなるのか・・・と。
もちろん、もったいない・・・とも。

牛乳が剰ってるなら、乳牛を肉牛に転換したらどうかと言うのは早計だ。
一時的なことで、その後には「酪農」というものがなくなってしまう。
たとえば、牛乳からプラスチックをつくることだってできる。
・・・現状のコストやプラントの問題は別として・・・
僕らの生きてる時代に実用できるかどうか。
知識がないもので、その他には考えが及ばない。

そこで、冒頭の「牛乳神話」のこと。

最近「食育」とい言葉を聞く。
新聞紙上でも出ている。

その参考として・・・

小児科医の真弓定夫という人が提唱している。
「日本人は、戦前の和食が一番カラダにあっています。健康な日々を過ごす為、戦前の和食にいたしましょう。」
「病気は病院でなおすものではありません、自分の力で治すのです。その為には普段の生活で、病気にならないカラダ作りが大切です」
食と健康という観点から「つながる いのち」という本を出しておられる。

WEB問診サービスmentalookってのがある。
その中で、「あなたの生活習慣常識まちがってませんか」として、牛乳についての記事が出ている。
読めば、理解できる。

しかし・・・

しかしだ。

考えが極端に走るのには疑問がある。
読んでみると、正しく思う。
だから「悪」と見てはいけない。
健康問題とはちょっと違うが、極端という意味でこんな話がある。
終戦直後に自らの正義感や人生観から「ヤミ米は食べない」と言って餓死した裁判官がいた。
そこまでやるのか。

元来「ヒト」って何食性の生き物なんだろうか。
ライオンは肉ばっかり食べるというし、馬や羊は本来草食性という。
僕は、霜降り肉のステーキや雲丹や鮪のトロや江戸前の天ぷらや新鮮な野菜・・・なんかの美味さを知っている。

要は程度の問題なのだ。

なにか一つのことを「盲信」してはいけないということだ。

WEB問診サービスでも、牛乳は「健康食品」ではなくて「嗜好品」として・・・と言っている。

・・・牛乳も酒と同じなのか・・・

しかし僕は、どう言われようが、

牛乳を飲み、 

チーズを食い、 

パンにバターをたっぷりと塗って食うのだ。 

そして、牛乳をチェイサーにバーボンを飲む。 

#その他

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