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オールドリーキー10年




 おはようございます。京都・木屋町ジェイズバーのぬまりんです。ただいま時刻は午前7時33分です。さて、単一蒸留所のみのモルトウイスキーを”シングルモルトウイスキー”といいますが、複数蒸留所のモルトウイスキーのみでつくったウイスキーはなんていいますか?去年か一昨年くらいに、”ブレンデッドモルトウイスキー”と呼ぼう!みたいなことがウイスキーマガジンでいわれてましたが、日本ではまだま”ヴァッテッドモルトウイスキー”と呼ばれてますね。”ピュアモルトウイスキー”という呼び方もあるみたいです。

 以前、『美味しんぼ』の中で山岡士郎が

ニッカは、単一蒸留所でつくってる商品をシングルモルト、複数蒸留所でつくってる商品をピュアモルトとしているが、日本最古のウイスキーメーカーの商品は単一蒸留所のものとうたっているにもかかわらず、商品名はピュアモルトとしている。シングルモルトといえない負い目があるんじゃないか。

てなことを言ってました。日本最古のウイスキーメーカーはサントリーのことで(さすがに具体的なメーカー名はいえなかった)、当時は”ピュアモルト山崎”、”ピュアモルト白州”といった商品名でした。サントリーの言い分はモルトウイスキーという大きなくくりをピュアモルトというので、シングルモルトでもピュアモルトといえるといったことでしたが、山岡士郎は強かったみたいでいつのまにか商品名が”シングルモルト山崎”、”シングルモルト白州”となりました。このブログでのカテゴリーは”ヴァッテッド”とします。そういうわけで今回のネタはオールドリーキー10年です。

 「Auld Reekie」は「Old Smoky」の古英語で「古い煙」の意味(実際は形容詞ですがうまく訳せないんで名詞訳にしました)、エジンバラの俗称であることは、このブログを読まれるようなウイスキーファンには周知のことですね。このウイスキーをつくってるのはダンカンテイラー社でアイラ島のみのモルトウイスキーをブレンドしたとのことです。以前、12年ものがつくられていましたが、今は10年ものとなりました。12年ものの時は、ボウモア蒸留所とカリラ蒸留所のウイスキーのブレンドと、輸入代行店の営業の方ははっきり言ってましたが、10年ものは営業の方も「そういわれているがわからない。ダンカンテイラー社も教えてくれない」と言ってました。

 香りはエステル香と煙の香りがあるがあまりヨード臭は感じられません。テイストはやはりアイラっぽい強烈なパンチがありスパイシー。でも、若干の甘みも後に出てきます。フィニッシュもかすかな甘みが比較的長めに続きます。個人的にはヨード臭マンマンのウイスキーは苦手なんですが、これはアイラモルトウイスキーでも好みです。ジェイズバーでは1ショット900円です。
 再びぬまりんです。ただいま午前9時22分です。写真に誤りがあり入れ替えました。どうもすいません。

#ヴァッテッド

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