今回はイタリアの、ピエモンテ、ヴェネト、トスカーナの
それぞれの個性豊かな赤ワインをご案内させていただきます。
一年ほど前に2013年物が完売してしまった、日本向けに特別に造っていただいている、
果実味タップリなバルベラ種の赤ワイン「ロッソ・ラシーヌ」が
新しいヴィンテージの2016年物で再入荷!
「ラルコ」通常品でも素晴らしいロッソ・デル・ヴェロネーゼの上のワイン「パリオ」は、
アマローネとヴァルポリチェッラを1:1の比率でブレンドして造りあげる。
同量は=ラテン語でパリオ。
白ブドウの使用を禁止したキャンティ・クラシコ。
その結果、凄すぎるワインが多い中、インポーターさんが探してきました、
昔ながらの「キャンティ」。
是非この機会に、飲み比べてみてください。
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◆ 限定品に付き、品切れの際はご容赦ください。 ◆
◆ ご注文はFAX、お電話でも承っております。 ◆
(ただし、初めての方はホームページ、FAX、メールをご利用下さい。)
(また、ホームページからのご注文を優先とさせていただきます。)
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アズィエンダ・アグリコラ・トリンケーロ ロッソ・ラシーヌ 2016
アルコール度数:14.5% 容量:750ml
販売価格:¥2,200【税別】
詳細、ご注文は⇒ アズィエンダ・アグリコラ・トリンケーロ
産地:イタリア/ピエモンテ
葡萄品種:バルベーラ100%
アスティで代々長熟型の素晴らしいバルベーラ酒を造るトリンケロは、ピエモンテを代表するリストランテ・ダ・グイードの経営者一族でもあります。ワイナリーは、アスティ県アリアーノ・テルメにあるヴィアノーチェという小さな村にあります。ここは貴族が所有していた村で、19世紀前半にヴィスコンティ家オルナヴァッソ男爵によって建てられた古い農家と教会が今なお残っています。
トリンケロは、1925年よりブドウおよびワイン生産を始め、この県で最も早く、葡萄栽培農家による自家ビン詰めを行うための登記をした造り手(1952年)です。長年にわたり有機農法で栽培していますが、「今さら認証をとるまでもない」として、認証をとっていません。
「アスティの宝石」と呼ばれる1925年に植えられた「ヴィーニャ・デル・ノーチェ」を含む畑は優れた土壌と日照に恵まれ、いずれも樹齢は大変高いものです。
現在ワインを造っているエツィオ・トリケロは、 グラヴナーの考え方に大きく影響をうけ、90年代に醸造過程に酸化防止剤の使用をできるだけ抑えた、 自然なワイン造りめざしました。小樽の使用をやめ、新たに小型のボッテを買い、よりクラシックなスタイルにもどったわけです。伝統を追求るエツィオの新しい試みは実を結び、ようやく完成に近づいたといえるでしょう。
ゆっくり時間をかけて仕上げられワインは、いずも優雅な味わいで、ユニーク個性にあふれています。
トリンケーロの代名詞と言えるバルベーラ。若木や、比較的冷涼な畑のブドウを原料に、日本向けに特別に作ってもらっている。エントリーレベルのワインながら、エツィオ本人の品質へのこだわりは変わらず、36ヵ月の長期熟成を行う。
骨格がある素晴らしい年だった。暑い年だったが、昼夜の寒暖差が昼夜の寒暖差があったので、とてもバランス良いワインに仕上がりました。
ラルコ ロッソ・デル・ヴェロネーゼ パリオ 2015
アルコール度数:15% 容量:750ml
販売価格:¥3,900【税別】
詳細、ご注文は⇒ ラルコ
産地:イタリア/ヴェネト
葡萄品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ、クロアティーナ
アマローネとヴァルポリチェッラのブレンド比率は1:1で、同量(=ラテン語でパリオ)である。ヴァルポリチェッラ用ブドウはフレッシュを損なわない程度に、アパッシメントはする。また、アマローネともブレンドするので、凝縮感はかなりあるが、その分、樽熟成も瓶熟成も長い。しかしエチケットの色通り、リリース直後はワインの色合いも明るく、味わいも同様に明るく赤い果実を感じさせる。
ヴァルポリチェッラ用のブドウには短いアパッシメントをかけ、若干凝縮をさせ、ステンレスタンクで醗酵。大樽で醗酵中に、同VTのアマローネとブレンドし、合計24カ月以上大樽で熟成させる。
【特別価格】 ジョコリ キャンティ・ディアミネ 2018
アルコール度数:14% 容量:750ml
特別価格:¥2,000【税別】
詳細、ご注文は⇒ ジョコリ
産地:イタリア/トスカーナ
葡萄品種:サンジョヴェーゼ80%、その他20%
サンジョヴェーゼ(樹齢43年)80%、コロリーノ・デル・ヴァルダルノ、チリエジョーロ、カナイオーロ、マルヴァジア・ネラ、トレビアーノ(樹齢45年)、マルヴァジア・ルンガ(樹齢45年)の7種類の品種が使われる。一部混植混醸造。一部アッサンブラージュ。15日間マセラシオン。セメントタンク発酵・熟成。一部古樽。
2006年に白葡萄の使用を禁止したキャンティ・クラシコ。以前はサンジョヴェーゼが75%以上であれば、6%まで白葡萄が使用でき、カナイオーロ等の地品種の使用比率も高かったんです。それはここ最近のキャンティ・クラシコを試飲すれば解るはずです。
しっかりと凝縮して、色調は黒に近い濃厚さ。骨格が大きく、ある意味「凄いワイン」です。もはや、ブルネッロと間違えるくらいの大きなワイン。キャンティ・クラシコ協会はキャンティ・クラシコらしさやテロワールや伝統よりも「世界基準の偉大なワイン」を目指したのです。
この決定により、確かにキャンティ・クラシコはレベルアップし、「凄いワイン」が続々と登場しました。更には「グラン・セレッツィオーネ」なんていうものまで登場。キャンティ・クラシコはいよいよ世界基準の偉大なワインを目指し始めているのです。
20~30年前のキャンティは梅のような風味と赤系果実の繊細さ。綺麗な酸味と軽やかさでトスカーナの毎日の食卓に普通に存在する素朴さが魅力だったように思います。赤身肉やサラミ、レバーペーストののったブルスケッタを食べながら飲むには最高のワインであったから、トスカーナを代表するワインへと成長したのです。
あの頃のキャンティこそ他の産地や他の国では味わえない美味しさだったのではないでしょうか。あれこそがテロワールであり、あれこそが長い歴史の中で、毎日の生活、食事の中から生まれた自然な産物だったのではないでしょうか?
そんな中、ありました決して偉大なワインではないし、専門誌で評価されるものでもないが、もはや味わえない30年前のキャンティを味わう事ができる 。ワインはその地域に受け継がれてきた伝統や習慣が味わいに感じられるものであるべき、そんな昔ながらのキャンティです。
クラシコ・エリアではなく、フィレンツェから車で南東に1時間行ったキャンティ・サブゾーン「テッラヌォーヴァ・ブラッチョリーニ」にあるジャガイモ農家が昔ながらの白葡萄と赤葡萄を混植させた畑から、あの懐かしい味わいのキャンティを造っていました。
今のキャンティ・クラシコとは全く違う、まさにトスカーナの生活の一部にあった素朴で生活臭さを感じさせるワイン。これこそがキャンティ・クラシコが失ってしまったテロワールであり、伝統なのではないでしょうか。
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